マスター テープ。 心霊ディレクター寺内康太郎監督のもとに心霊・ホラー関係者が大集結! エンタメ~テレオリジナルホラー『心霊マスターテープ』 1月放送決定!|メ~テレのプレスリリース

心霊ディレクター寺内康太郎監督のもとに心霊・ホラー関係者が大集結! エンタメ~テレオリジナルホラー『心霊マスターテープ』 1月放送決定!|メ~テレのプレスリリース

マスター テープ

原盤制作 [ ] 原盤制作においても、広義のマスタリングと狭義のマスタリングの二つの用法が存在する。 原盤制作作業における狭義のマスタリングとは、量産プレスのために、プリマスタリング(後述)によって作成された内容で原盤(スタンパ)を作成する工程を指す。 原盤制作作業における広義のマスタリングには、プリマスタリングとスタンパ作成の両方の工程が含まれる。 原盤制作作業において一般的にマスタリングと言えばプリマスタリングのこと、もしくは広義のマスタリングを指すことが多い。 プリマスタリング [ ] 通常、収録内容、収録順序の決定、内容編集などの工程がマスタリングの前に必要となる。 これはプリマスタリング(pre-mastering)と呼ばれる。 音楽メディアのプリマスタリング 、DVD-Audioなどの音楽メディアの場合は(ミックスダウン)して作られたマスターテープから、曲順の決定や、フェードイン・フェードアウトなどのクロスフェード作業、最終的な曲のレベルや音質、音圧調整、曲間の編集等 を経て、CDカッティング用マスターテープ(現在はプリマスターやファイル)をつくる作業を指し、通常、マスタリングスタジオで行われる。 音楽メディアにおけるプリマスタリングは、楽曲や全体の最終的な印象を決める重要な作業である。 音楽メディア以外のプリマスタリング その他のCD-ROM、DVD-ROMなどの媒体の場合は、内容を編集し、マスターを製作するための原盤の原盤を製作する作業をプリマスタリングと呼ぶ。 プリマスタリングされた内容はCD-Rなどに記録される。 リマスタリング [ ] アーティストの古い音楽作品に(多くは - )おいては1980年代末以降、古い映像作品においては2010年代以降に、 リマスターや リマスタリングなどと称して再発表や再発売がされている。 音楽作品においてはほとんどがアナログ音源だが、旧デジタル音源も含まれる。 これらは、プリマスタリング及びマスタリングをやり直した作品である。 この際、(主にアナログ音源の)リマスターを機器で行うことをもしくはデジタルリマスタリングと呼ぶ。 アナログ盤再発では、あえてアナログリマスターされる事もある。 古い音源や映像を最新の技術や画像編集技術を用いてマスタリングし直すことで、より良い音質や画質が期待できる(アナログマスターテープの経年劣化、デジタル化する際の音質や画質の変化、またやミキシング自体は古いなどのため、全てが良くなるわけではない)。 音質・音圧調整 [ ] 録音による音楽制作においては、最終的にCDなどの形で量産されないものも多い(放送局のジングルやCM音楽など)。 だが、こうした音楽制作においてもミックスダウン後の2トラックマスターの音圧や音質を調整する作業は必要である。 このような作業もマスタリングと呼ばれる。 元々音質・音圧調整という意味でのマスタリングは、単に全収録曲の質感や音量差を違和感なく整えるといった意味だけでなく、マスターテープの音声データを盤に起こす際に生じる音質の大きな変化を是正するための工程という目的も大きな部分を担っていた。 そのため、デジタル音源はマスターテープの音質を忠実に再現出来るとして80年代後半 - 90年代前半のCD時代初期には、せいぜいレベルを合わせる程度で積極的な処理は行われていなかった。 しかし、90年代も半ばを迎えるころには単純にデジタル化しただけではCDメディアの特性にマッチしておらず、アナログ・レコード時代のように最終的なメディアに適した音質に調整するべきだという認識が広まり、現在に至っている。 しかしながら現在ではレコーディング・ミキシングもフルデジタル化していることもあり、楽曲単位であればミキシングの段階でCDに最適化したようなマスタリングに準ずる処理を簡単に行うことが可能になっている。 具体的な音質・音圧調整の作業例 [ ] 具体的な音質・音圧調整作業の手順は非常に複雑であり、またそれを行うエンジニアによって使用機材も手順も千変万化するが、ここではマスタリングエンジニアの葛巻善郎による作業例を示す。 2種類のコンプレッサーを通して音源をコンピュータに取り込む。 うち1機はコンプレッションを行わず、単に回路を通して音質を変化させるためのみに用いられる。 音楽編集ソフトを起動、VSTプラグイン・ソフトを呼び出して3つの帯域にパラメトリック・イコライザーをかける。 ノイズ除去用プラグイン・ソフトを呼び出してデジタルノイズを一定の割合で除去。 再び、別のプラグイン・ソフトを呼び出してコンプレッサーをかける。 2とは別の音楽編集ソフトを起動し、同時に2系統のイコライザーを使用して音質調整。 音圧優先のマスタリングの問題 [ ] 「」も参照 (詳細及びアナログ時代の音圧調整については 英語版 参照 ) マスタリングの根幹の一つは音圧調整であるが、フルデジタル化された半ば以降、一聴しただけで耳に残る(即ち売れる)ようにするために音圧を限界まで上げるマスタリングが流行している。 こうしたマスタリングでは聴覚上の音圧を稼ぐためにを犠牲とするため、特に生楽器を多く使う音楽では、潰れた不自然な音になる、演奏者の意図が薄められてしまう、などの弊害が指摘されている。 前出の葛巻は、欧米ではこういった音圧競争も徐々に薄まってきているが、日本国内では相変わらず音圧至上主義のマスタリングが支配的であるとコメントしている。 3Mテープ使用のマスターテープについて [ ] は、1989年にアルバム『』初の 公式リマスター盤が発売された際、次のように語っている。 まだ世間的にはリマスタリングなんて言葉も無かったころですが、実は我々にしてみればこの時点で4回目のマスタリングだったんです。 で、この時はアナログ・マスターからのに落としました。 その際、「アナログ・マスターが危険な状態にある」という話を聞かされたんです。 から83年までののテープは全体的に不具合があるという通達が来たのですよ。 がボロボロ落ちて音が出なくなると。 普通アナログは経年変化で最後はダメになるのだけど、この時期のテープはそれより早くダメになるという。 それで「もう1回、何とかお願い!」ってU-Maticに入れたのがアナログを回した最後でした 一例を挙げると、のこの時期に当たるマスターテープも同じ状態にあり、1999年にリマスタリングした際(時代にピンク色の帯で再発売された作品)には、特殊なオーブン(恒温槽)で磁性体を一時的に定着させ作業を行った、という記述が当時の音楽雑誌にあり、『最終リマスター』と言われている。 ちなみに3Mはその時期会社内で自社製のテープを使ったアルバムに『最優秀録音アルバム賞』というものを贈る風習があり、1982年の受賞アルバムに、『/松任谷由実』『/(こちらはデジタル・マスター)』があり、これらがオリジナルのマスターからデジタル化されているのかは謎である。 脚注 [ ]• なお、すでにトラックダウンされたやなどの個々の楽器のバランスをマスタリング作業において調整することはできない。 これらはにおける作業である。 マルチトラックのマスターから楽器や音声素材ごとに定位・音量バランスなど、編集をやり直す作業は全てであるが、 オリジナル・バージョンに近いバランスで編集し直したものもリマスタリングと呼ぶ。 もっとも、ミキシングはマスタリングの前に行う作業なので、リミックス音源は即ち、リマスタリング音源であるとも言える。 だが、ただ単に「リマスタリング」と記載されているものの多くは補正(イコライジング、ノイズ除去など)のみで、編集は行われていない。 編集そのものからのやり直すリマスタリング(厳密にはリミックス)は、古い時代の編集をそのまま使用したリマスタリングと比較すると、より現代的な音像を期待できる。 永野光浩『マスタリング』音楽之友社、2004年、75-79ページ• もちろん、この作業工程とは全く異なる手順を踏むエンジニアも多くおり、この工程が標準というわけではないことに留意が必要である• 『サウンド&レコーディング・マガジン』 2011年4月号 関連項目 [ ]• この項目は、・に関連した です。 などしてくださる()。

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音楽業界の仕組み〜超入門

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アナログマスターテープの音は、もちろんレコード盤『パンドラの小箱』の延長線上にある音質傾向でした。 ですが、もう少し素材感というか、ちょっとあっさりした印象も感じました。 これはデジタル録音のミックスダウンマスターでも同様の現象は発生します。 やはり家庭で聴いている音楽は、マスタリングやカッティングといった匠の過程を経て、かなり聴きやすく感じ取りやすい音へと昇華しているのだということ。 料理で言うところの、フライパンに指を突っ込んで味見するのと、お皿に盛り付けられた料理との違いと言いましょうか。 アナログマスターテープの音にそんな印象を持ちました。 森谷:「やっぱりある意味、アナログマスターテープは売る前の音。 レコードやCDといった製品の状態となる売りモノの音ではないですよね。 このマスターから、当時だったらカッティング工程を経て、家庭で良く聴こえるように更に作業を進めていくわけですから。 」 袴田:「私は音に艶がないとダメだと思っていて、アナログマスターテープは、良くも悪くも潤いが足らないと感じることがあります。 すごく分離、音のセパレーションは良いんですけど、そういった艶っぽいところの表現は、アナログマスターテープは人肌とは違うところにあるのかもしれませんね。 マスタリングでちょっとだけそこを突いてあげたほうが、聴きやすいかなと思っています。 」 〈アナログマスターテープを再生する前には、テープごとに再生機の調整が必要〉 とはいえ、アナログマスターテープのサウンドには、私は聴いたことのない音の感触があり、大いなる夢があると感じました。 誤解を恐れず言うと、音が限りなく繋がっているということです。 こんなSF映画のような例えはどうでしょうか。 仮に、自分一人だけが時間の早さの何十倍、何百倍で動けるとしましょう。 そうすると、自分基準で考えると、周りの時が静止してスローモーションのように感じるのではないでしょうか。 そんな空間でアナログマスターテープを再生してみたら・・・。 そんな想像をしながら、アナログマスターテープを聴いていました。 とにかくアナログマスターテープの音は、どこまでも直線的に連続して感じます。 点線ではなく直線の音なのです。 歌声やストリングスなど、持続音の部分で、その直線性を強く感じました。 レコード再生でも同様の直線性の音を感じますが、アナログマスターテープはそれよりもかなり顕著。 デジタル音源から歌心が消えたように感じることがあるのは、もしかするとこの直線性が原因かもしれません。 そう考えてしまうほど、アナログマスターテープの滑らかな歌声やストリングスは魅力的でした。 そんな凄い『パンドラの小箱』アナログマスターテープの音質ですが、気になるところもありました。 低音の土台部分が明らかに物足らない。 エンジニア袴田さんにその点を質問してみました。 袴田:「レコード時代は、低音が太いとカッティングしにくいというのがありましたから、ミックスダウンの段階では、どうしても全体的にそういう音作りの傾向でした。 その影響があるのかもしれませんね。 こうしてスタジオで聴けるのは光栄なことであり、家庭でこのアナログマスターテープサウンドを味わうことはできません。 そこで登場したのがレコード盤であり、CD盤だったわけですが、アナログマスターテープという大盛りの大皿料理を体験してしまうと、レコードやCDは小さな折り詰め弁当のように感じてしまいました。 物足らないんです。 そこでハイレゾの登場! 今回はハイレゾ化にあたり、『パンドラの小箱』などアナログマスターテープが現存する作品に関しては、新たにアナログマスターテープからのマスタリング作業が行われました。 この仕上がりが本当に素晴らしい! ハイレゾ化のために新たにマスタリングされた『パンドラの小箱』では、アナログマスターテープで感じた低音問題が見事に改善されており、ガッチリとした音楽の土台が蘇っています。 それなのに、歌が薄味になることも、歌っている音の左右上下の位置が変化することもなく、美しいサウンドステージが広がるのです。 その素晴らしいマスタリングの成果をデジタル規格の大きな器で記録したのがハイレゾ版であり、私たちはその音楽を家庭で楽しむことができます。 音質だけでなく、アナログテープがクシャッと巻き込む恐怖に怯えることもなく、再生機の強烈なメカ動作音に悩まされることもなく、テープの巻き戻し早送り時間にイライラすることもありません。 なんと幸せな時代ではないですか、皆さん! もちろんアナログマスターテープの途切れず真っ直ぐ伸びる歌声には、ハイレゾとはいえデジタル規格なので敵うはずがありません。 しかし、『パンドラの小箱』に関しては、私は総合得点ではハイレゾ優位と判断しました。 マスタリング過程では、常に比較対象として紙ジャケ版の44. しかし、『パンドラの小箱』に関しては、もちろん私も紙ジャケリマスター盤を所有しているのですが、それともまた異なるサウンドです。 袴田さんに「何か技術的な打撃開眼があったのですか?」と直撃質問してみました。 袴田:「ハイレゾ版『パンドラの小箱』をマスタリングする前に、西野さんからメールでプレッシャーをかけられていましたから(笑)。 それはもう、すごく力を入れましたよ(笑)。 『パンドラの小箱』のアナログテープマスターを聴くと、セパレーションがものすごく良くて、きっちりと音が分離されているんですよ。 特に一曲目の『媚薬』は、アルバムの中で通して聴いたときに、イイ意味でのインスト感が強いなと。 おそらく当時のトラックダウンのときに、かなり意識して音を左右に広げている感じがあって、ツインドラムの存在感が強い。 ですが、ちょっとだけ塊が足らないかなと。 そこだけちょっと突いてあげたという感じですかね。 あとは艶っぽいところとか、左右のドラムのバランスみたいなものは、両者きちんと出てくるポイントを探りました。 ですので、EQも左右で少しずつ変えながらやっています。 そうすると当然に歌が負けてくるので、そこを調整してマスタリングしました。 実際に音を聴くと、ガッツリ過ぎることもなく、かといって迫力不足でもなく、程よい音圧に感じます。 どのような音圧設定がなされたのでしょうか? 袴田:「今回の岩崎宏美さんに関して言えば、アナログマスターテープの段階から音が大きいですね。 極端な例ですと、曲によってはマスタリング処理前のフラットな段階でも、今どきのCDくらいの音の大きさでした。 それは音圧というよりも、聴こえ方がきちんと聴こえてくるという感じですね。 やはり、ひとつひとつの楽器や歌が、すごくきちんと録られているということです。 実は現代では無理して音を大きくしているという面もあるんですけど、昔は小さかったわけではなくて、実は今と変わっていないんですよ。 特に岩崎さんに関しては、大元のトラックダウンマスターから、かなり音量が大きいです。 なので、マスタリングでは各曲のバランスを取るように、ほんのちょっぴり音圧を上げている程度に設定しました。 攻めのマスタリング姿勢を感じます。 袴田:「ハイレゾは、必ずしもオリジナルマスターに近づけているわけでもなく、紙ジャケ盤リマスターCDを聴いてみて、良いところを一曲ずつ比べてマスタリングしていくという作業でした。 気持ちとしては、もちろんオリジナルマスターを尊重していますよ。 『ファンタジー』などはフラットで、アナログマスターテープに近い感じじゃないですかね。 」 ということで、『ファンタジー』のアナログマスターテープも聴かせていただきました。 「フラットに近い」とのことでしたが、なんのなんの。 『ファンタジー』のアナログマスターテープは『パンドラの小箱』と異なり、今度は高域がかなり丸っこい仕上がりに感じました。 天井が低い部屋でオーディオを聴いているような感覚に似ています。 これがハイレゾ版になると、きちんとした高域、正確な音の高さに改善されていました。 そう、今回のマスタリングは、アナログマスターテープでは完全体と成りえていないポイントを、音楽が本来欲している音へのベクトルを、上手に汲み取り歩んでいったマスタリング作業の道のりだと思います。 岩崎宏美愛にあふれるハイレゾ化です。 そして最後に聴かせていただいたのは、私のリクエストした『WISH』のアナログマスターテープ。 ドラムにヴィニー・カリウタ氏といった海外ミュージシャンが参加したLA録音盤です。 倍速での録音ということで、アナログテープのリールも大きいのが興味深いところでした。 『WISH』からアルバムバージョンの「女優」を聴きましたが、3巻聴いたアナログマスターテープのうち、倍速が効いているのか、一番好みの音質でした。 やっぱり夢がありますね~、アナログマスターテープって。 〈『WISH』のアナログマスターテープのデータ。 どれかひとつと言われれば、もちろん名盤『パンドラの小箱』。 そして、作詞的にあまり幸せそうにないヒロインが続く楽曲の中、ラスト「南南西の風の中で」で繰り広げられる幸せな景色は、さすが阿久悠大先生。 なんとも優しい気持ちになること、請け合いです。 個人的には『ファンタジー』が衝撃でした。 名盤と知りつつ、DJ入りということで、なんとなく敬遠していたアルバム。 嬉しいことに、ボーナストラックとしてDJ抜きバージョンもハイレゾ化されました。 ぜひ『ファンタジー』はアルバム全曲購入で。 DJ入りで1976年にタイムスリップするのも良し、DJ無しで楽曲の凄みに直接触れるのも良し、ハイレゾの高音質で名盤を自由に楽しめます! 『ファンタジー』の当時、岩崎宏美さんは17歳のアイドル。 それが、こんな難しい楽曲を歌えるなんて!その才能に、筒美京平氏が作曲能力のリミッターを解除したかのように、次々と複雑なメロディーを投げかけていきます。 この難解なメロディーと伸び伸びとした歌声のギャップが『ファンタジー』の魅力であり、名盤『パンドラの小箱』誕生へと道は続いていったのです。 森谷:「音楽はパソコンや携帯プレーヤーに取り込んで好きな順番で聞く時代ですから、絶対にDJ抜きの『ファンタジー』が必要だと考えました。 通常のミックスダウンマスターが最終系としてアナログテープで存在しており、それにDJをかぶせて製品化した。 ということで、『ファンタジー』はDJ有りと無しのアナログマスターテープが存在するのです。 それを2つともハイレゾ化しました。 『ファンタジー』は名盤ですよ!『パンドラの小箱』と双璧の、岩崎宏美さんの名盤のひとつですね。 岩崎宏美作品は、『パンドラの小箱』で4チャンネルステレオ仕様がレコード化されたように、ビクターの中でも常に最先端。 最先端であるからこそ、きちんとアナログマスターテープのあるものは、そこからマスタリングを行い、アルバム全22作品をいち早くハイレゾ化しました。 」 これから私も、他の岩崎宏美ハイレゾ化アルバムを楽しんでいくところ。 さあ、次はどの岩崎宏美さんと出会い直しましょうか! ------------------------------------------------------------------------------------------ 当連載に関するご意見、これを取り上げて欲しい!などご要望は、にお寄せください。 ------------------------------------------------------------------------------------------ 筆者プロフィール: 西野 正和(にしの まさかず) 3冊のオーディオ関連書籍『ミュージシャンも納得!リスニングオーディオ攻略本』、『音の名匠が愛するとっておきの名盤たち』、『すぐできる!新・最高音質セッティング術』(リットーミュージック刊)の著者。 オーディオ・メーカー代表。 音楽制作にも深く関わり、制作側と再生側の両面より最高の音楽再現を追及する。 自身のハイレゾ音源作品にがある。

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マスターテープと拙宅のSACD

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音楽ソフトの売り上げが右肩下がり、というニュースは珍しくもなくなってしまった。 そんな中にもかかわらず、レコード会社などコンテンツメーカーを非難する声があることに、音楽好きの私は、どうもやるせなさを感じてしまう。 今日はそんな渦中に、人知れず埋もれている事について書いてみたい。 良く知られていることだが、レコードにはマスター音源(マザー)がある。 私は昭和後期に青春を送った世代だが、マスターというと、幅広のテープを想いだす。 このの番組をご覧になられたは多いと思う。 非常に素晴らしい番組だった。 のファーストアルバム「」の収録秘話を、当時の録音メンバーがマスターを聴きながら語るという内容。 音に耳を傾ける面白さがヒシヒシと伝わってくる。 番組中語られるエピソードに、録音スタジオのプロフィールがあった。 田町にあった。 番組ではさらっと流れてしまうが、このスタジオは、もう今はない。 切ない話だが、今では録音スタジオの需要は本当に減ってしまっている。 たとえば、若い頃といえばスタジオだった。 故郷関西に浪花エキスプレスという素晴らしいバンドがあり、ファーストアルバムをスタジオで録った。 上京して日本随一のスタジオでファーストアルバムを録音。 それだけのことだが、若い頃の私には、とんでもなく夢のような話で、純粋にあこがれたものだ。 そのスタジオも今はもう無い。 話がそれました。 スミマセン マスターテープというのは、リアルタイムにその音に親しんだ人だけでなく、後世にも伝えるべき、かなり大事な文化的所産ではないでしょうか。 それが失われると、リミックスもリマスターも出来なくなってしまう。 音楽コンテンツメーカーは、このようなマスターテープの所有者であり、保管・保守コストを負担し続けている、という大事なことが世間から忘れられていることが、最近気になってきています。 音楽コンテンツメーカーも。 利益を生まないものは排除していかざるを得ない。 泣く泣く古いマスターから処分しているのではないでしょうか。 質量的には、おそらくマルチトラックテープの時代が、一番かさばって重いのではと考えられます。 つまり私の世代のマスターは、一番保存コストがかかるのでは、と。 最近ふと懐かしくなり、若い頃に親しんだ音源を買い直しているのですが、このお布施がマスターテープの延命に寄与してくれたらなあ、などと思うのです。 音楽産業は文化発展の当事者でもあり、その活動自体が、文化的所産を生む。 その所産は大きい目でみれば国民の財産でもある。 でもその保守管理は、消えゆく倉庫の片隅でかろうじて細々と続けられている。 灯が消えないよう頑張らねば。 VisiCulture.

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