図書館の魔女。 言葉を操る大人の為のファンタジー小説『図書館の魔女』感想文!名作すぎて読了後の喪失感が凄すぎる…

『図書館の魔女』の世界

図書館の魔女

・口をきくことができない。 いつから話せないのか、何故話せないかは明らかになってない。 ・肩まである黒い巻毛をもち「お嬢様」だとか「姫様」と呼ばれるのを嫌う。 ・甘党。 ・酒好き。 ・朝が弱く、一晩の睡眠時間が長いにも関わらず疲れやすくひとたび眠ればなかなか起きない。 本編では「持病にも近い習癖」と書かれており、この事実はマツリカの弱点になるため外部には隠されている。 ・特殊な生まれで、厳密にいって貴族ではないし、議会筋にも王宮にも血縁はない。 ・濃い褐色の肌、南方の血統、黒い瞳に黒い髪。 ・キリヒト曰く歳は20代半ばより下 ・軍事や政争にたける。 ・蝶々好き。 ・カリーム・レコンクィシストルの養女 ・『キリン』の名は二つ名で、「東方の想像上の獣類、若くして才あるものを意味する"キリン"」。 ・本名は、ソフォニスバ ?。 ・ソフォニスバとはイタリアの女性画家の名前である。 ソフォニスバ・アングイッソラ (Sofonisba Anguissola、Anguisciolaの綴りもある。 姓はアンギッソラと表記することもあり。 1532年 - 1625年11月16日)は、イタリアのルネサンス期の女性画家。 引用:.

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図書館の魔女 by 高田大介

図書館の魔女

ファンタジーとしては世界観もしっかりしていて、政治色溢れる設定も緻密。 大人向け、骨太の物語で本当に楽しいです。 ただ、良くも悪くも「言葉」が溢れている本。 微に入り細を穿つという言葉がピッタリの情景描写にもかなりの言葉が費やされていて、それを冗長と捉えればかなりの苦痛だと思います。 物語の核は面白いのに、削っても意味が通じてしまう部分に多くの字数が割り当てられてしまっているために、敷居が高くなっています。 ただ、この作品、「言葉」が重要な役割を果たしているので、単純に簡潔で分かりやすければ良いというわけでもないような…。 物語の設定といい、ストーリーの素晴らしさといい、胸が熱くなり感動モノでした。 特にタイトルに魔女と書かれてるのに真っ向から否定している。 ファンタジーものです。 ただ文章が硬くて、読んでも情景が浮かばないほど諄い文書です。 知らない漢字、読めない漢字も多すぎです。 上橋(精霊シリーズ・獣の奏者)先生と世界観は 似ていましたが、上橋先生の作品の方はかなり読みやすかったです。 もう少し言い回しを簡単にして、漢字をわかりやすいものに変えてもらえたら、 もっともっと読者が増えると思います。 (是非、読んでもらいたい一冊ですが、たぶんかなりとばして読んでもよいかな と思います。 )読んだ後、存分に空想に浸れますよw.

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【言葉ファンタジー】高田大介『図書館の魔女』の世界観に圧倒されて、泣く。

図書館の魔女

気が付けば第1巻を読んだのが今年の3月。 毎巻毎巻ボリュームと情報量が凄まじく、「1巻読んでは小休止して、また1巻読んで…」を繰り返していた、高田大介さんの『図書館の魔女』全4巻を先日読了しました。 (細やかな達成感を感じる。 古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。 超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる! 第45回メフィスト賞受賞作。 言葉が無ければ私たちはコミュニケーションがとれないどころか、生きていくことすらできないでしょう。 そして毎日毎日何気なく使っていることから、時折その言葉の意味や重さをついつい軽んじてしまうことがあると思います。 かく言う私もそんな時があります。 (これは物語のカギの一つにもなっていきます) マツリカはこう言います。 私が死んでも、私が滅しても、私の言葉はまだ滅びない。 この台詞の通り、この世の全ての言葉はまるでマツリカの為に存在するかのように彼女の全ての力と化します。 そして言葉で陰謀を暴き、人を動かし、そして周辺諸国の関係性までもを動かそうとしていきます。 そんな偉大な力を持つマツリカだからこそ、様々なピンチが彼女を襲います。 皮肉なことに彼女を苦しめるのは言葉であり、それを打開していくのも言葉。 どんな苦境であっても、誰もが思いつかないような発想と思考で前進することを止めないマツリカの底知れぬ力には驚かされ、やはり魔女は偉大だ、とひれ伏すのです。 マツリカを取り巻く図書館の人々も個性的。 司書のハルカゼとキリン、そしてこの物語の最重要人物であるキリヒトとの絆が深まる様子は、純粋に胸打たれます。 中でも新参者であるキリヒトとの交流は、微笑ましくそして切なさも交じり、クライマックスになるにつれてこの二人の幸せを願わずにはいられなくなってしまいます。 そんな人々を言葉で包み込み、高い塔の力としていくマツリカのある種強引な手腕も見どころの一つです。 ただの冒険もの、ただのファンタジーではなく、「言葉を理解できる人間に生まれて良かった」とすら思える読了後。 そして言葉をもっと重んじ、マツリカのように操れるようになりたい…と思うのでした。 (そしたら感想ももっとうまく書けるのに…笑).

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