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ために、ハッカー集団は理想のために暗躍する革命家のようなものと捉えられがちです。 しかし、ハッカーとはどういう人間で、何を目指しているのでしょうか? 過去にはどのような攻撃を行ってきたのでしょうか? 毎週のように、どこかのが、単独または集団で、専門知識を駆使して混乱を巻き起こしているという報道を目にします。 マルウェアが密かに組み込まれたせいで、銀行から、ハッキングのせいで、多国籍企業からしているのです。 無名のウェブサイトや無害なTwitterアカウントが乗っ取られたケースは、枚挙にいとまがありません(Twitterに関しては、もありました)。 例を挙げるときりがありません。 しかし、詳しく見てみると、大きく報じられる攻撃の大半は、少数の有名ハッカー集団の仕業であることが多いのです。 これらの有名な集団のいくつかと、その攻撃の動機を詳しく見てみましょう。 「Anonymous」:特定のリーダーはいないのに、まとまっている 他のどのグループよりもはるかに悪名高く、メディアに取り上げられる機会も多いのは、「Anonymous」です。 Anonymousは、無政府主義的な「ハクティビスト」らによる国際的反体制ネットワークで、「海外の2ちゃんねる」として知られる画像掲示板「」から生まれました。 この集団が一般に知られるようになったのは、2008年、上に引用したビデオをYouTubeにアップした時からです。 このビデオはその後の活動を方向づけるもので、のちにこの集団のスローガンとなるフレーズが初めて読み上げられたのも、このビデオの中でした。 知識はフリー(自由/無料)。 我らはAnonymous。 我らはレギオン。 我らは許さない。 我らは忘れない。 待っていろ。 元Anonymousメンバーで、司法取引によってFBIに多くの情報を提供したHector Monsegur氏は、その後最初ので次のように説明しています。 「Anonymousはひとつのアイデアです。 私たちは誰でも、アノニマス(匿名)になりえます(中略)。 私たちは誰でも、「群衆」として、一致団結して協力し合えます。 私たちは不当な権力の行使に対抗して立ち上がり、戦えるのです」。 それ以来、この謎めいた集団は、政府機関やや、や、宗教団体であるなどのウェブサイト、などに、おびただしい攻撃をしかけてきました(ここに挙げたものは攻撃対象のうちのほんの一部にすぎません)。 しかし特筆すべき点は、Anonymousは中央集権的側面をまったく持たないということで、これらのキャンペーンは誰か特定の「リーダー」によって扇動されているわけではないのです。 ほとんどの攻撃はそれぞれ無関係な個人が実施しており、1人1人の目標がそれぞれ違っている場合すらあるのです。 Anonymousのキャンペーンの中でも、特に壮大な目標を掲げたものは、(「」)です。 「ウィキリークス」への締めつけの対抗措置として行われました。 ウィキリークスが存続できたのは事実上、寄付が続いてきたおかげでしたし、今もそうです。 そこで米国政府はこれらの寄付をほとんど不可能にして、このウェブサイトが活動を続けられないようにする計画を立てました。 Anonymousはこの動きに反発し、ツールを(非常に)効果的に使って対抗しました。 このツールを使えば、誰でも簡単に、先に掲げたような巨大ウェブサイトへのDDoS(the Denial-of-Service)攻撃に加われました。 このため、ウェブサイトは一時的にダウンし、その過程で。 この攻撃が「成功」(議論の余地はあります)を収めたあと、Anonymousは政治的側面の強い分野での活動を開始しました。 メキシコの麻薬カルテルを攻撃したり(これは)、を攻撃したりしました。 を攻撃したこともあります。 これは同国によるパレスチナ攻撃への対抗策として行われました。 Anonymousがこれらの攻撃に用いたDDoS攻撃は、この集団にとって伝統とも言える手法になっています。 これは、ウェブサイトのサーバにおびただしい量のデータ(パケット)を送り込んで、サーバがその重圧を処理しきれないようにするものです。 通常、コンピュータの専門家が駆けつけて問題を修正するか、Anonymousが攻撃を止めるかするまで、そのサイトには接続できなくなります。 ライターのDavid Kushner氏は『ニューヨーカー』誌にAnonymousについての実に素晴らしいを書いています。 この記事には、元メンバーのChristopher Doyon氏のチャットでの発言が引用されていて、この集団のDDoS攻撃には軍隊式のアプローチが取られていたことがわかります。 Doyon氏の用いているハンドルネームの「PLF」は、「人民解放戦線」(Peoples Liberation Front)頭文字を取ったものです。 PLF:注目。 PLFを支持するか、我々をPLFの友人と考えている人々、または悪を打ち負かし、無実の者を守ることに関心を持つ人々全員に告げる。 「Operation Peace Camp」はまだ終わっていない、ある作戦を展開中である。 ターゲットは、www. santa-cruz. 各自自由に攻撃せよ。 繰り返す。 攻撃せよ! しかし、Anonymousの戦術は、このような「伝統的な」DDoS攻撃だけではありません。 2011年には、Anonymousの関心はチュニジアに向かいました(「」)。 Anonymousはさまざまな人脈や技術を自在に操り、街で起こりつつあった革命がマスコミによって広く報道されるようにし、政府系ウェブサイトをハッキングし、反体制派に「救援物資」を届けたのです。 この「救援物資」はその後も世界中の様々な集会に届けられ、政府の介入を阻止するために使えるスクリプトなど、革命の役に立ちそうな物資を提供してきました。 Anonymous全体の 目的については、Operation Avenge Assangeを広く世間に知らしめた声明の中で、あらましが明快に述べられていました。 その目的を実現しようとする方法が正しいか否かについては議論の余地があります。 それでも、ほかのたいていの市民による抵抗運動が「単にからやる」ものと思われがちなのに対し、Anonymousの動機がもう一歩進んだものであることは間違いありません。 我々はウィキリークスと強固な結びつきがあるわけではないが、同じ理由で戦っている。 我々は透明性を求め、検閲制度に反対する(中略)。 だからこそ我々は、持てる手段を活用して啓発に努め、敵対勢力を攻撃し、この世界を自由と民主主義へと導く手助けをする者を支援するのだ。 「Syrian Electronic Army(シリア電子軍:SEA)」:バッシャール・アル=アサド大統領を支援する しかし、すべてのハッカーが左翼系の自由主義思想のために戦っているわけではありません。 2012年には、Anonymousと「Syrian Electronic Army(シリア電子軍:SEA)」が互いに攻撃と脅迫を行い、AnonymousがSEAに「」事態に至りました(詳細はを参照。 SEAの反応は)。 SEAは2011年以降、シリアのバッシャール・アル=アサド大統領政権を支援するために活動してきました。 それゆえSEAは必然的に、反シリアの姿勢を貫く西側の報道各社を攻撃していると目されています。 これらの攻撃の背後にある大学生集団は、レバノンに拠点を置くイスラム原理主義者の軍事組織「ヒズボラ」とも関わりがあると主張しています。 彼らは数百ものウェブサイトをハッキングしており、オンラインセキュリティ会社からも一目置かれています。 これまでにSEAのターゲットとなった組織で有名なものには、『』紙や、『』紙などがあり、多くの人がこの集団の政治的動機を。 この愛国者集団は、マルウェアやDDoS攻撃、ウェブサイトの書き換え、スパム攻撃、フィッシングなどの方法で、数多くの成果を上げてきました。 相手に深刻な損害を与えた場合もあれば、単なる悪ふざけ目的での攻撃もあります。 罪のない例を挙げると、「BBC Weather」のTwitterアカウントをハッキングした時は、たいした損害はありませんでした。 悪質な例としては、の手法によって、Gmailアカウントのログイン情報やソーシャルメディアのプロフィールなどを盗み出した件がよく知られています。 2013年4月23日、このアプローチの成果として、AP通信のTwitterアカウントが乗っ取られ、「ホワイトハウスで爆発があり、オバマ大統領がその爆発で怪我をした」という嘘が流されました。 最初は罪のない悪ふざけと考えられたのですが、実際にはこの偽情報のせいで、のです。 さらに深く調べていくと、SEAは、シリアの反体制派を支持する女性を装って事件とも関係があるとされています。 この情報はシリアで現在も進行中の争乱で利用され、多数の反体制派を死に追いやりました。 「Chaos Computer Club(CCC)」:セキュリティの欠陥を暴く ただし、ひとつ理解しておくべきなのは、「すべてのハッカーグループが、いつも違法な手段を使って自らの主張を広めようとしているわけではない」ということです。 ここで例示するのにふさわしいのが、「Chaos Computer Club(CCC)」です。 は欧州最大のハッカー集団で、現在3000人を優に上回るメンバーを抱えています。 1980年代初めにベルリンで産声を上げて以来、CCCは独自の自由主義的倫理規範を、できるだけ広範囲に広めようとしてきました。 CCCの活動の始まりはよく知られています。 オンライン情報サービスの「」を利用して、ハンブルクにある銀行から、13万4000マルクを盗み出してみせたのです。 ところが、グループは翌日には盗んだ金を返還し、このシステムのセキュリティの欠陥を際立たせたのでした。 すでに述べたとおり、このグループの攻撃の大半は、他のハッカー集団とは違って、大部分は 合法的なものでした(すべてがそうだとは言いません)。 CCC初期のメンバーであるAndy Mller-Maguhn氏は、ウェブサイト「OWNI」によるの中で、こんなことを話しています。 「私たちには、法律の専門家が多数必要でした。 そうして彼らに、ハッキングして良いものとダメなものを教えてもらい、合法的な活動とグレーゾーンを自分で区別できるよう、手助けしてもらったのです」。 Mller-Maguhn氏によると、CCCはこのように悪意のない形でハッキングに取り組んできたことで、「1980年代からテクノロジーについて一般向けに啓蒙活動をしてきたおかげで、大衆に受け入れられ、認められる存在になった」そうです。 CCCが関与してきたほとんどすべての活動は、ひとつの深遠な思いに端を発しています。 「私たち一般人や政府機関が頼りきっているテクノロジーは、悪用されることもあれば、セキュリティに欠陥があることもある」という事実に、人々の関心を向けさせたい、というものです。 実際、その活動がメディアを通じて大々的に報道されてきたおかげで、CCCが解明した事実は、非常に多くの人々に伝わっています。 エドワード・スノーデン氏による内部告発事件のあと、CCCの熱意はいっそう高まりました。 特に、この一件によって「一般人による監視」が議論の的になると、CCCにとってもこの問題は新たな関心事となりました。 (政府は)何らかの結果を示さなければなりません。 諜報機関の活動は見直しが必要で、こうした機関の存在の正当性も見直しが必要です。 必要ならば、その目的と手法を再定義しなくてはならないでしょう(中略)。 これらの(共有された)データがどのように処理されるべきか、どのような場合なら表に出しても許されるかについても考えなければなりません。 これは2015年の単年度の課題ではなく、今後10年間の課題です。 CCCメンバーのFalk Garbsch氏のコメント(「」より) CCCの功績を列挙するならば、初期にはとか、テレビ番組の生放送で金を引き出してみせてとか、第2世代携帯電話規格(GSM)の顧客カードの、顧客カードの複製が可能だと示した(1998年)とかの事例を挙げられます。 CCCは最近では2008年に、ドイツ政府がを暴き出しました。 このようなテクノロジー利用は、ドイツ連邦の憲法裁判所の判決に背くものとされています。 CCCはこの問題に関してを出し、その問題の一部について論じています。 このマルウェアは個人データを吸い上げるだけでなく、リモートコントロールやアップロードや他の任意のプログラムの実行を可能にするバックドアも提供しています。 しかも、設計と実行に関して重大な欠陥があり、インターネット上にいる人なら誰でも、これらの機能のすべてを利用できるようになっています。 しかし、CCCのキャンペーンも、こういった善意のものだけではありませんでした。 初期のプロジェクトのひとつは、米国の企業や政府のシステムからに関わっていましたし、他にも論議を呼びそうなプロジェクトをいくつも行っていました。 ほかに毛色の違う試みを挙げると、CCCは「Arcade」というを企画したこともあります。 また、この集団は、毎週ドイツ語でを放送したり、「」という、ワークショップを主体とするイースターイベントを毎年開催したりもしています。 欧州最大の年次ハッカー集会である「」も行っています。 「Tarh Andishan」:ワーム攻撃に対するイランの反撃 ここまで見てきたさまざまなハッカー攻撃は、被害がなかったわけではないけれども、世界中の多数の市民を甚大な脅威にさらすことはほとんどありませんでした。 その状況が180度変わったのはこの2、3年のことです。 「Tarh Andishan」というグループが出現し、きわめて重要なシステムやテクノロジーを容赦なくハッキングしようとしているのです。 主要メンバーは20名と推測され、そのほとんどがイランのテヘランに居を構えていると言われていますが、他にも世界中に末端メンバーを抱えています。 Tarh Andishanは、「最先端のハッカー集団ならばどこまでできるか」を見せつける存在です。 と言われているによって、イランではコンピュータネットワークが深刻な損傷を受けました。 これに怒ったイラン政府がサイバー戦争に急激に力を入れるようになって誕生したのが、Tahr Andishanです。 グループの名前は、現地の言葉で「革新者」を意味します。 Tahr Andishanは、ワームに似た自動伝播システム、バックドア、などの高度な技術を使って、世界中の著名機関、政府や軍のシステム、私企業に多数の攻撃をしかけました。 「Operation Cleaver」という作戦名で知られています。 、この作戦のターゲットは16カ国にまたがり、「新たなサイバーパワーが出現した」ことを示唆するものでした。 このサイバーパワーによって、すでに世界でもっとも重要なインフラのいくつかに損害がもたらされ、その中には、アメリカ海軍のサーバや、多数の大手グローバル企業や病院や大学の基幹システムも含まれていました。 昨年、Cylanceの創業者のStuart McClure氏は、「TechTimes」のの中で、次のように説明しています。 「彼らはクレジットカードやマイクロチップの設計など問題にしていません。 障害が生じれば数十億の人々の生活に悪影響を与えると思われる多数のネットワークに対して、支配力を強化しようとしているのです(中略)。 2年ほど前に、Tahr Andishanはサウジアラビアの国営石油会社であるSaudi Aramcoに対して「Shamoon」マルウェアを送り込みました。 これは、単一の企業ネットワークに対する攻撃としては、過去最大の被害をもたらし、Saudi Aramcoのパソコンの4分の3を電子的に破損してしまいました」。 このハッカー集団が私たちの生活を直接脅かした事例もあります。 報道によると、このグループは、乗客やゲートの認証情報を自由にコントロールできたとも言われています。 しかも、これらの例はあくまでも一部にすぎないと、には書かれています。 この報告書には、Cylanceが突き止めた情報の大半は、この集団が現在「世界の物理的安全におよぼしている危機の深刻さ」ゆえに掲載を見送られている、と書かれています。 Tarh Andishanの企ての複雑さと、ぞっとするほどの将来性からすると、この組織が国家の後ろ盾を得たハッカー集団である可能性が強く疑われます。 明確な目的も野望も(今のところは)持っていないようですが、もっともセキュリティの堅固なシステムでさえ危険にさらすことのできる、恐ろしい能力を有しているようなのです。 これは氷山の一角にすぎない ここに挙げた4つの例は、さまざまなハッカー集団のうち、ほんの氷山の一角にすぎません。 インターネット上には、「」や「」など、さまざまなシステムにダメージを与えようと企んでいる集団が溢れかえっています。 その目的も、「政治的メリットのため」から「単なる楽しみのため」までさまざまです。 とはいえ、メディアで広く報道されるような大々的な攻撃の多くは、いつもほとんど同じグループが行っています。 、その能力は時には衝撃的で、ほとんどいつも強い印象を残します。 「ハッカー文化」は消えてなくなろうとしているわけではありません。 将来この種の活動は増えるとしか思えませんし、時が経つにつれて、その活動はますます高度になっていくでしょう。 私たちにできることは、これらの活動がもたらす負の結果が、どうにか最小限で済むよう願うだけです。 |MakeUseOf Rob Nightingale(/訳:松田貴美子/ガリレオ) Image Credit: by via Flickr and Shutterstock. com.

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ネット上の魔術師たち……有名スーパーハッカーまとめ

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2011年11月15日 11時58分 誰でもハッカーになれる「Hacker Typer」でハッカー気分を味わってみた 普段は冴えないのに、いざという場面になるとカタカタカタカタと猛烈な勢いでキーボードを叩いてどこかの巨大ネットワークに侵入する。 映画にはそんなハッカーが登場しますが、実際に身の回りでそんなことをしている人を見かけたことがありません。 なら、自分がやればいいじゃないか、ということで登場したのが「Hacker Typer」です。 Hacker Typer 使い方はカンタン、キーボードを叩くだけ。 その際に表示されるテキストをfileのプルダウンメニューで「Kernel Linux」「Mobile Substrate」「Fini. sh」「ASCII Venus」の4種類から選べます。 見た目の違いだけなので、好みで選んで下さい。 こだわりたいという人は手元のソースコードを使うこともできます。 最後に「Hack」を押せばハッキング開始です。 カタカタカタカタとキーボードを適当に叩くと、テキストがどんどん表示されていきます。 Altキーを3回連打するとアクセス成功 承認。 なんだかやり遂げた気分になります。 ちなみに、Capsキー3連打でアクセス失敗 拒否 となります。 実際に映画に登場するハッカーっぽい気分を味わってみました。 こちらはiPhone版、0. 99ドル 約77円 です。 設定項目の内容がちょっと違いますが、できることは同じです。 ちょっとしたスパイ気分かも。 さらにAndroid版 99円 もあります。 フリック入力でこんな画面が表示されていたらちょっと驚きますね。 背景色と文字色を変更すると雰囲気ががらっと変わります。 追記: Windows Phone用のHacker Typerはありませんが、似たようなコンセプトのものとして、適当にキーを押すだけで英文メールを打っているかのように見せる無料アプリ「KakkoEMail」があります。

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世界的に有名なハッカー集団4組を徹底解説:それぞれの成立経緯と活動目標

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概要 [ ] JIS X 0001 -1994 においては、「高度な技術をもった計算機のマニア。 」 01. 03 と「高度の技術をもった計算機のマニアであって、知識と手段を駆使して、保護された資源に権限をもたずにアクセスする人。 」 01. 04 という2種類の定義を行っている。 定義が分かれている理由は、使用されている年代によってその意味が異なるからである。 古くはコンピュータが普及していなかった1960年代から使用されてきた。 『HACKERS』( ()著)などによると、一説には hacker(日英米ではハッカー、その他の国々ではしばしばヘイカー、ハーケル、ヘイケルと発音)という言葉が現在と近い意味で使われ始めたのは、1960年代にのクラブにおいてであると言われている。 現在ではコンピュータ技術に長けた人物のことを指す用法がほとんどだが、元々この単語には本来「雑だが巧く動く間に合わせの仕事をする」、「斧ひとつだけで家具を作る能力のある職人」、「冷蔵庫の余り物で手早く料理を作る」というニュアンスで日常生活でも一般に使われるものだった。 このハッカーの語源としての hack は「石橋を叩いて渡るような堅実な仕事ぶり」とは対極に位置していて、機転が利いてちょっとした仕事を得意とする人物を hacker と呼ぶ。 したがって、この言葉は、大規模な開発プロジェクトを何年にもわたって指揮してきた優秀なソフトウェア技術者に対して使用されるものではない。 ハッカーとは極めて個人的な属性に基づいた呼称であり、その人物の間に合わせのアイデアや閃きを重視した言葉である。 スティーブン・レビーは、この「ハックする」が、マサチューセッツ工科大学の鉄道模型クラブにおいて、ちょっとした微笑をもたらす悪戯として使用はじめている内に、コンピューターの内部を覗いたり、応急処置で技術対応する人間をいつしか、ハッカーと呼ぶように変化していった様を述べている。 黎明期のインターネットなど昔のネットワークでは、あえてを突破し、侵入した証拠を残すなどの方法で相手にを知らせるなど、義賊的な互助精神的文化が存在していた。 このこともあり、当初ハッカーが行う行為には、技術的知識を利用してネットワークのセキュリティを突破したり、を作成したりすることも含まれていた。 しかし、の急速な進展に伴って、悪意のためにそれらの行為を行う者が増え、社会的に問題とされるに至った今日では、このような行為をする者を「ハッカー」と呼ぶのは誤用とされ、コンピュータを使って悪事をはたらく者を cracker と呼んで区別することで、ハッカーという呼称を中立的な意味で再定義しようとする試みが盛んになった。 しかし、クラッカーと呼ぶにふさわしいネットワークが、などにおいてで「ハッカー」と表記されてしまっている。 また、このような試みを行う者自身がハッカーではなく、さらにそれらの人々が自分の主観だけでハッカー像を語ることが多いので、再定義に成功しているとはいえない。 アメリカでは報道において cracker が使われることは非常に稀であって hacker が一般的であり、中国においては意味と英語の音声を訳したもの黒客(読みはヘイクー)という漢字が一般的に使われている。 ハッキングの元祖は、にアメリカの公衆電話回線網の内部保守システムに介入する方法を発見した「キャプテン・クランチ」ことであると言われているが、正確にはコンピュータへのハッキングではない。 しかし、所有者である電話会社に無断で電話通話料を払わずに公衆電話回線を利用することは、セキュリティの意識が低い所有者自身にも問題があるとはいえ、このようなハッキング行為自体は違法であるとの解釈もある。 ハッカーの本来の意味 [ ] ハッカーの本来の意味についてはしばしば議論がある。 ハッカーたちにとって、「ハッカー」という言葉の本来の意味は、「プログラム可能なシステムの細かい部分を探ったり、その機能を拡張する方法を探究したりすることに喜びを感じる人」、「熱中してプログラミングする人、プログラミングを楽しむ人」、「ハック価値を認識できる人」、「手早くプログラミングするのが得意な人」、「ある特定のプログラムのエキスパート、または頻繁にそれを使って仕事をする人」、「任意の種類のエキスパートまたは熱狂的なファン」、「創意工夫を発揮して制約を打破したり回避したりすることを知的な難問として楽しむ人」などであり、「あちこち調べまわって機密情報を探り出そうとする悪意の詮索好き」という定義は誤用であるとされる。 1985年には、本来のハッカーという言葉の意味を、マスコミの誤った使い方から守ろうと、「クラッカー(cracker)」という言葉が作られた。 また、「How To Become A Hacker」 ハッカーになるための方法 の著作者であるによると、「ハッカー」とは何かを創造するものであり、クラッカーとは何かを破壊するものであるとのこと。 また、「ハッカー」であることを声高に名乗るものほど「クラッカー」である可能性が高いとも語っている。 とはいえ英語圏でハッキング被害などが報道される際は、メジャーなメディア、マイナーなメディアを問わず、ほぼ全てにおいてhackerあるいはhackという単語が使用されており、逆にcrackerという言葉が使われるケースはまずない。 crackという単語に関しては特定の防壁やプロテクトシステムを破るようなケースに限定して使われることは比較的多いが、「侵入する」という意味で使われることは英語圏では非常に少なく、その場合はやはりhackが常用されている。 そのため言葉は「生きている」と考えるならば、今日「ハッカー」という言葉はほぼ「クラッカー」の意味で使われているとも考えられる。 類語 [ ] ハッカー hacker オールマイティに様々なコンピュータ技術に通じる人々の総称。 映画などの影響もあり、しばしばネットワークに侵入したり、ウイルス作成などを行う人物全般をさす場合もある。 これをクラッカーと使い分けるべきという意見も特に日本では比較的多く見られるが、実際にはアメリカの大手セキュリティ企業を初め、米国主要メディア各社の報道でもハッカーという単語が常用されているのが現実で、映画のようなイメージのハッキング行為を行う人物をハッカーと呼ぶことは決して誤用ではない。 ハッカーは単にネットワークの知識だけに秀でている人物を指す言葉であると誤解する人も多いが、ソフトウェア設定 レジストリや応用ソフトの設定ファイル・隠し機能など やプログラミングなど他の分野で非常に高い知識を有している人物もハッカーと呼ばれるケースがある。 また、などソースコード解析などもハッキングの範疇である。 稀にハッカー以上の技術者を ウィザード wizard や グル guru と呼称することもある 例えばLinuxカーネルの開発者 は、しばしばグルと呼ばれる。 セキュリティコンテストなどでは生産的な 善意的な ハッカーをホワイトハットハッカーといい犯罪者気質のハッカーをブラックハットハッカーなどと区別し、ホワイトハットハッカーを育てようという活動も各国に見られる。 クラッカー cracker、kracker 情報の破壊や不当な複製、アクセス制御の突破など、不正な利用を行う者に対する総称。 主にのような不正行為を目的とするアプリケーションを作成したり、リバースエンジニアリングを悪用する場合は、クラッカーに含まれる。 なお、リバースエンジニアリングを悪用する者を「kのクラッカー」として区別する場合がある。 アタッカー attacker アクセス制限の突破やその制御機能の破壊を特に好むクラッカー。 インターネット上のサーバ等のバグを不正目的において探す者、などの物量攻撃を行う者などを指す。 ヴァンダル vandal アタッカーのうち、広義の(、vandal、vandalism)をする者をこう呼ぶことがある。 インターネットなどのネットワークを主な標的とし、機能そのものを直接的に破壊するのではなく機能(含まれる欠陥を含む)をそのまま使って情報のやり取りを阻害する者。 やメールボム、スパム投稿などを行う。 後述するスクリプトキディであることも多い。 フリーカー phreaker 電話回線に精通するクラッカー。 送話器から一定の周波数を送信したりクレジットカードを悪用したりして不正な通話を行う者などを指す。 script kiddy 不正行為において、他者の真似事を好むクラッカーの総称。 不正目的に作成されたアプリケーションの利用者、不正に複製された商用アプリケーションの複製者及び配布者など。 マスコミで報道される多くの事件においての首謀者は、往々にしてスクリプトキディであることが多く、後述するワナビであることも多い。 ワナビ wannabe コンピュータのうち、特にパーソナルコンピュータにおいてのハイレベルユーザーであるとともに、不正行為にある程度興味を持つ人物、もしくは知ったかぶりをするような人物。 元は、「ハッカーになりたがる馬鹿」("I wanna be a hacker")から。 日本語におけるの「」に近い意味合いで使われることも多い(この場合は、より蔑称的なヌーブ noob が使われることが多い)。 不正に複製されたアプリケーション等の利用者、匿名コミュニティにて活動する自称ハッカーなど。 newbie コンピュータ技術に興味を持ち始めた素人・学習者。 「ワナビになったばかりの馬鹿」( new wannabe )もしくは「新米」( new boy )から転じた。 さらに転じて newb, noobとも呼ばれる。 ニュービーの中には好奇心からハッカーコミュニティで取るに足らない質問を連発する人がいる。 これに対する対応はハッカーによって異なり、無視したり軽蔑したりする人もいれば、時間をかけて質問につきあう人もいる。 その末路も様々であり、中途半端な知識の習得で満足してワナビと呼ばれるようになる人もいれば、きちんと知識を習得して正真正銘のハッカーになる人もいる。 ブラックハット 悪意を持ち、クラッキングを行うハッカーのことを言う。 ホワイトハット 善意を持ち、企業を守るハッカーのことを言う。 ホワイトハッカー [ ] コンピュータ技術に関する高度な知識・スキルを持つ「ハッカー」の中で、その技術を善良な目的に利用する者。 特にに対する政府機関、民間企業の防衛に従事するサイバーセキュリティ人材をホワイトハッカーと呼ぶ。 フィクションの中のハッカー [ ] 狭義のハッキング(クラッキング)をするキャラクターは、「」を参照。 脚注 [ ] [].

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