韓国 半 地下 住居。 映画「パラサイト」が描く、韓国のおそるべき「超格差社会」(金 敬哲)

韓国の住まい選び

韓国 半 地下 住居

日本でも「一戸建て」や「マンション」などの住居タイプがあるように、韓国においても一般的な住宅のタイプが存在します。 韓国の人々は一体どのような住居に住んでいるのか、また、留学や駐在で韓国に住むことになった人たちはどんな住居に住めばよいのか、韓国の住宅事情を見てみましょう。 まず知っておきたいのがという制度。 月々の家賃がいらないかわり、契約時にまとまった保証金を払う制度がチョンセ、月々の家賃を払うのがウォルセです。 チョンセ相場は地価や住宅価の高騰に従い上昇傾向にあり、現在ソウル市の平均は1坪 3. 3平方メートル あたり847万ウォンと言われています(2012年9月現在)。 また、ウォルセの場合も月々の家賃とは別に入居時に保証金の支払いを求められることがほとんどです。 保証金は契約が終了し、退去する際に返却されます。 韓国で人気の住居形態がアパートです。 日本のマンションと同じスタイルですが、韓国ではマンションという言葉は使われず、アパートと呼ばれます。 数十階を超える高層タイプが人気で、入居形態は賃貸か分譲です。 間取りは2LDKから4LDKが中心なので、どちらかというとファミリー向けです。 家賃の相場 エリアや築年数、坪数などによって様々。 在韓日本人(駐在員)が多く住むソウル市龍山区二村洞の例。 (3LDK) チョンセ:約3億ウォン ウォルセ:保証金 2,000万ウォン/月々の家賃 約150万ウォン 契約期間 1年または2年 長所 警備員が常駐していたり、敷地内に公園や散策路があるなど施設、サービス面で充実した物件が多い。 短所 世帯数に比べ駐車場の数が不足していることが多い。 高層の場合、エレベーターの待ち時間が長くなる場合がある。 単独住宅(または単に住宅とも言う)は日本でいう一軒家のこと。 2階~3階建ての建物が多く、フロアごとに貸しに出されることも多くあります。 連立住宅は多世帯向けの住居ですが、4階建て以下の建物を指します。 近年の韓国ではアパートが高級なイメージがあるため、これらの住宅の人気は下がりぎみです。 家賃の相場 エリアや築年数、坪数などによって様々。 各国の外国人が多く住むソウル市龍山区梨泰院洞の例。 (3LDK) チョンセ:約1億5,000万ウォン~2億ウォン ウォルセ:保証金 1,000万ウォン/月々の家賃 約70万ウォン 契約期間 1年または2年 長所 同じぐらいの広さの部屋でもアパートよりも割安で借りることができる。 短所 古めの物件が多い傾向にある。 日本で言うワンルームとほぼ同様の意味で、1人で暮らすに適した物件と言えます。 住居兼事務所として使用できるオフィステルタイプや低層ビルのヴィラタイプなどの種類があります。 生活に必要な家具類は全て自分で用意するのが基本ですが、フルオプションという、あらかじめ家具類が準備されているケースもあります。 光熱費・インターネット利用料・管理費は月々の家賃とは別に払うことがほとんどです。 家賃の相場 エリアや築年数、坪数などによって様々。 留学生が多く住む地下鉄2号線新村駅付近の例。 チョンセ:約7,000万ウォン ウォルセ:保証金 約500~1,000万ウォン/月々の家賃 約20~60万ウォン 契約期間 1年または2年 長所 まとまった資金があれば保証金を多めに払うことで月々の家賃が安くなるので、長い目で見たときに下宿やコシウォンより住居費を抑えられる場合もある。 短所 光熱費などが別途発生し、インターネットやテレビなど各種インフラの手続きも自分でしなくてはいけないことが多い。 オフィステルタイプ もともとは学生が国家試験の勉強をするための部屋を指しますが、受験勉強が目的でなくても入居することが可能です。 3畳ほどの部屋に机やベッドが備え付けられており、トイレやシャワーは共同で使用するのが基本です。 光熱費・インターネットの利用料は家賃に含まれおり、台所にご飯やキムチ、サービスの良いところになるとラーメン、卵などが常備され自由に使えます。 最近ではコシウォンを改装し、部屋にトイレ・シャワーが備え付けられている、ワンルームタイプの「コシテル」と呼ばれるものも増えてきています。 家賃の相場 約20~50万ウォン/月 契約期間 基本的に月単位の契約。 月の初めに当月分の家賃を先払いする。 長所 下宿よりも他の住人との交流があまりないのでプライバシーを保てる。 短所 部屋がかなり狭く、備え付けのベッドも小さめなことが多い。 住宅の6畳くらいの部屋を間借りして住むスタイルのことで、トイレ・シャワーは共同で使用します。 たいてい、朝と夜の1日2食付きで月の家賃に食費や光熱費が含まれています。 また、インターネットの利用料も家賃に含まれているところがほとんどです。 机やベッド・TVなどは基本的に用意されていますが、全く何も用意されていないところもあるので確認が必要です。 食事の質や量、下宿内のルールは主人によって違ってくるので、主人がどんな人なのかは下宿選びの際の重要なポイントになってきます。 家賃の相場 約30~50万ウォン/月 契約期間 基本的に月単位の契約。 月の初めに当月分の家賃を先払いする。 長所 食事の時間などに他の住人との交流が図れるので、友達を作りやすい。 短所 他人との共同生活なのでプライバシーが守られない場合も多い。 韓国のの特徴は大学が語学学校を運営していることが多いという点。 ただし、正規留学や交換留学とは異なり、語学研修生に学生寮を提供している学校はあまり多くはありません。 そのため、韓国に留学をする学生の多くは、下宿やコシウォンに住むことが多いです。 下宿やコシウォンは家主に1ヶ月前をめどにその旨を伝えればいつでも退去が可能、同居している仲間からのサポートも得られるという点で、韓国生活が安定しない時期にお勧めです。 韓国語が上達してきたら自分の生活スタイルにあったワンルームを探し始めるのもよいでしょう。 また、短期留学の場合はやレジデンスも選択肢。 韓国ではホームステイはあまり一般的ではないので、現地の人との交流を求めるのであれば、オーナーさんと触れ合えるゲストハウスがお勧めです。

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韓国映画「パラサイト

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「パラサイト 半地下の家族」の出演者とポン・ジュノ監督(photo by GettyImages) 80万人以上が「半地下」で暮らす 主人公のギテク(ソン・ガンホ)とその家族は、映画のタイトルにもなっている「半地下」部屋で暮らしている。 半地下とは、文字通り、地上と地下の間に位置する空間で、韓国の宅地法によると、床から地表面までの高さが、部屋の高さの半分以上なら地下、半分未満であれば半地下と区分される。 日本人には耳慣れない言葉だが、 韓国人なら誰もが頷く「貧困家庭」の象徴である。 半地下の誕生は、北朝鮮と深い関係がある。 1960年代半ばから北朝鮮の挑発がエスカレートし、韓国政府は住宅建築の際、地下層の設置を義務化した。 有事の時には避難場所として使うためだ。 この避難場所だった地下空間が住居用として使われ始めたのは、1975年からだ。 1960年代から始まった「圧縮成長」(異常なスピードで進められた経済成長)とともに、首都ソウルへの人口流入が本格化。 急激な人口増加は住居の不足をもたらし、避難場所だった地下層が密かに住居として貸し出されるようになった。 結果、韓国政府は同年、住宅法を一部改正し、地下層を住居として使用することを認めた。 そして、その際、地下層の劣悪な居住環境を少しでも改善するため、地表面の算定基準を緩和し、半分は地下に半分は地上にまたがる「半地下」という居住空間が生まれたのだ。 半地下は、現在の韓国社会において、貧困家庭が息をひそめて暮らす典型的な住居であり、韓国統計庁の2015年人口住宅総調査によると、約82万人が半地下で暮らしている。

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「パラサイト」背景となった半地下住居の修理をソウル市が支援、断熱施工など実施へ

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韓国の半地下地区の生活とは? 映画でフィーチャーされた韓国の半地下生活。 その実態はどのようなものなのでしょうか? 韓国に半地下部屋が多い理由とは? 韓国に半地下物件が存在するのは、1950年に勃発した朝鮮戦争がきっかけです。 当時は戦争で韓国全般が後輩し、今後また戦争状態になることを危惧した当時のパク・チョンヒ大統領が1970年に建築法を改正。 防空壕の役割を果たす地下施設を設置することが義務化されました。 その後韓国は経済成長をむかえ、首都ソウルへの人口流入が高まり、住宅供給が間に合わず、半地下が住居として利用されるようなりました。 その後、マンションの大規模化が進み、住宅供給は解消されたものの、貧困層はそのままとどまり、半地下が韓国での格差社会の象徴となっています。 () 半地下の住宅が立ち並ぶ街|ソウル市アヒョン地区 しかし、半地下で暮らす若者の中には、必ずしも半地下生活をネガティブと考えているわけではないようです。 「かっこいい車や家を持つのが大事」という一般的な価値観とは別に、自分自身が貯金をするために家賃を抑えることを目的としてあえて半地下生活を選んでいるといいます。 「実を言うと本気で、このアパートはこれでいいんです」とオーさんは言う。 「金を節約するためにここを選んだんだし、おかげでかなり貯金できてます。 でも、他人が僕を気の毒がるのは、それはやめさせられない」 「韓国では、かっこいい車や家を持つのが大事だという考えがある。 そして半地下は、貧乏の象徴だと思う」 「自分がどういう家に住むかが、自分がどういう人間か決めてしまうというのは多分、そこからくるんじゃないかな」 ().

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