豊川 稲荷 ご利益。 ダキニ天(荼枳尼天)とは|ご利益や祟り/怖いと呼ばれる理由を解説

オトナかわいい豊川稲荷のご朱印貰える時間は?ご利益と融通稲荷のお守り

豊川 稲荷 ご利益

Contents• まずは知っておきたい神社とお寺の違いとは 私たちが良く見る「お稲荷さん」こと稲荷神社のシンボルは、白い狐と赤い鳥居。 そこには「稲荷神」という日本古来の農業・繁栄の神さまがお祭りされています。 さて、ここで質問です。 「神社」と「お寺」の違い、分かりますか? まず神社には「アマテラス」「スサノオ」などの神さまがお祭りされています。 これらの神々は古事記や日本神話が元になっており、私たちは拝殿(はいでん)という神のすみかに向かって参拝をします。 また神社には鳥居があるのも特徴です。 それに対し仏教のお寺には「釈迦如来(しゃかにょらい)」「阿弥陀如来(あみだにょらい)」などの仏さまがいらっしゃいます。 仏教は日本のものではありません。 ルーツをたどると、インドが発祥の宗教です。 そして私たちがお寺に参拝に行くときには、本堂にいらっしゃる仏像(ご本尊)に対してお参りをします。 つまり、• 神社=神さま、日本神話、神道、鳥居、拝殿• お寺=仏さま、仏教、仏像、本堂 ということになります。 ときには 「ここは神社?お寺?」とこんがらがってしまいがちですが、本来はこのふたつは別のものなのです。 そう分けていくと、稲荷神社には鳥居がありますし稲荷神を祭っています。 れっきとした神社であるということが分かりますね。 なぜ!?神道と仏教がミックスされている豊川稲荷 豊川稲荷本殿、 今回のこの記事のメインテーマは「豊川稲荷」ですので、さっそくこの稲荷のご紹介をしましょう。 豊川稲荷の正式名称は「円福山豊川閣妙厳寺(えんぷくざんとよかわかくみょうげんじ)」、愛知県豊川市にある曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院です。 ここは日本三大稲荷のひとつとされており、商売繁盛のご利益があることから人気のお寺なのです。 ここで「おかしいな」と思った方もたくさんいるでしょう。 「稲荷」なのに、「曹洞宗の寺院」とは変ですよね。 先ほどの神社とお寺の区分けに当てはまりません。 じつは豊川稲荷は、一般の稲荷神社とは違います。 豊川稲荷でお祭りしているのは「稲荷神」ではなく「ダキニ天」と呼ばれる仏教の仏さまであり、れっきとした仏教のお寺なのです。 これはお寺の正式名称を見ると分かります。 円福山豊川閣妙厳寺という名前には「神社」「社」という文字が入っていませんよね。 それに対し、一般的な稲荷神社は「稲荷神」を祭り、京都の「伏見稲荷大社」を総本山としています。 これらの神社では、ダキニ天は祭っていません。 そして 豊川稲荷は、「稲荷神社ではないのに狐さまがいる」「お寺なのに鳥居がある」という不思議な状態になっています。 豊川稲荷 稲荷像、 それではなぜこのような「神社とお寺の、祭られる神仏のミックス」が起きてしまったのでしょうか。 ダキニ天の由来と、「恐ろしい」と言われる理由 ダキニ天は今では繁栄・商売のご利益がある神とされていますが、もともとはインドの「ダーキニー」という女神が由来となっています。 このダーキニーは、生命力や豊かさを司る神であるのと同時に、半年以内に死ぬ人を予知してはその魂を喰らいに来るという恐ろしい面も持っていました。 このインド古来の女神は、のちに仏教に取り込まれます。 その際にダーキニー神の残酷な性格がクローズアップされ、ダキニ天は人間の魂や肉体を食べつくす恐ろしい存在として認識されるようになったと言われます。 それでは、インドの女神であったダキニ天はなぜ日本仏教に入り込んできたのでしょうか。 それは、 弘法大師空海が民衆の願いを広く叶えるためにインドから呼んできたからだと言われています。 そのため当時の日本ではダキニ天は空海の広めた真言密教と深く関係していました。 日本に入って来てからのダキニ天は仏教の教えを受け入れて心を改め、良い神である「善神(ぜんしん)」となりました。 そして、生きた人間ではなく死者の心臓のみを食べることを許されたと言います。 これだけでも十分に恐ろしいイメージがありますが、仏教に限らず神々というのは残酷な面を持っています。 神仏と聞くと、聖なるもので汚れなどないと思ってしまいがちですが…そもそも私たち人間にもダークな面は必ずありますよね。 そして神々は私たちを超える存在でもあり、私たち以上に喜怒哀楽が大きい存在でもあります。 神仏は私たちを救い、ときには波乱に巻き込み、導いてくれます。 ただの「良い子的な存在」では、そのようなことはできません。 私たちが困っているときに、優等生に上から目線で説教をされても全く助けにならないのと同様に、 神仏にも人間味があることで逆に救いがあるのではないでしょうか。 ダキニ天が乗っていた白い狐がキーワード 稲荷信仰には昔から「気を付けないと怖い」、「信仰をやめると祟られる」などのネガティブな噂もありました。 これにはダキニ天の性格と、稲荷のシンボルとも言える狐さまが大きく関係しています。 ダキニ天は白い狐に乗っていると言われています。 そのため 日本に入ってきた後に、稲荷神のお使いである狐と同一視され、混同が始まりました。 その結果、ダキニ天も開運出世や商売繁盛の神として民衆からの信仰を集めるようになったのです。 しかし、かつて人の魂や肉体を取って喰っていたという性質は善神になっても無くなってはいませんでした。 ダキニ天は人の魂と引き換えに欲望を叶えるとされ、あの織田信長や徳川家康は政敵を呪い殺すためにダキニ天を信仰していたと言われています。 このように長い間人の裏のどろどろした欲望に関係してきたダキニ天は、「人を恨む気持ち」や「金銭に関わる欲望」も大好物と言われます。 まさに権力者の裏の顔と密接な関係を持っていたと言えるでしょう。 そしてダキニ天が乗っているとされる狐も、その欲望を叶える代わりに魂やマイナスの念を欲する「低級霊」として扱われるようになっていきました。 稲荷神社が「危険」とされていたり、狐に取りつかれてしまうことが恐ろしいとされるのはこの低級な狐たちのせいなのです。 これらの低級霊たちは、手入れのされていない稲荷神社に住み着きます。 そして人間の心の隙間に入り込んでいきます。 ちょっとでもイタズラをされてしまうとそれだけで顔つきが変わったり、精神がおかしくなってしまい俗に言う「狐憑き(きつねつき)」の状態になってしまいます。 また 完全に魂が奪われてしまうこともありますから、古い稲荷神社に用も無く立ち入ることはとっても危険なことなのです。 しかしこのように悪いイメージがある狐ですが、本来は「稲荷神のお使い」「ダキニ天の乗り物」という聖なる動物です。 低級霊以外は怖がる必要はありません。 狐はもともと、イタズラ好きでやんちゃな動物です。 そのため人間にちょっかいを出したがるという性質からこのような話が多くなっていったのでしょう。 狐がいつしか神になり、枝分かれして行った このように「恐ろしい」とされており諸説が入り乱れている稲荷信仰ですが、少し整理をしてみましょう。 豊川稲荷神社• 空海が呼び寄せたとされる「ダキニ天」をお祭りする、仏教のお寺である• ダキニ天は元々はインドの女神、生命力を司るとともに人の魂を喰うとされていた• 仏教に混ぜられた後は、善神となった• ダキニ天の乗っていたのが狐であったため、稲荷信仰と混同されるようになった このように並べてみると、豊川稲荷を含む稲荷信仰は怖いものではなさそうに感じます。 しかし都市伝説のように残る「稲荷信仰はやめるとたたられる」、「狐に取りつかれると怖い」という話はどこから出てくるのでしょうか。 そのポイントは、ダキニ天ではなく「狐」にありそうです。 先ほど、放置された稲荷神社に低級な狐の霊が残ると書きました。 神社の手入れがされなくなると、神は「役目は終わった」と自分から立ち去ります。 しかし、 低級な狐たちは神社を離れることができず住み着くことになります。 かつてその神社に神がいたときは、人は神に願いを聞いてもらうために神のお使いである狐に油揚げを奉納していました。 しかし神が不在となった途端、狐たちは使いであることを忘れ人からのお供え物を「自分のもの」にするようになってしまうのです。 一般の稲荷神社でも、稲荷寿司を持って行くとあっという間に消えてなくなるという不思議な現象があると言います。 ましてや、神に仕えることのなくなった低級な狐たちは好き勝手に動き回ります。 そのような ミステリアスな現象や、狐たちのイタズラ、狐憑き、または気まぐれによるご利益を見た人間たちがいつしか「狐自体を神とする信仰」を生み出すようになっていくのです。 豊川稲荷はメジャーなお寺、怖がることはあまりない 愛知県豊川市の曹洞宗・円福山・豊川閣妙厳寺。 このように稲荷信仰にはいろいろな側面があります。 そのため豊川稲荷は「ダキニ天」「狐のご利益とたたり」というイメージから怖いものに思われがちですが、決してそのような場所ではありません。 きちんとお参りをすることで大きなご利益がいただける、れっきとしたお寺なのです。 そのため パワースポットとしても毎日たくさんの人が訪れています。 ただし、お参りの際の注意点をひとつ挙げておきましょう。 まずお参りをしてすぐに叶った願い事には、注意が必要だということ。 これは本当の意味で叶ったわけではなく、運を前倒しでもらっただけということがあるからです。 例えば「臨時収入が欲しい」と願い、すぐに収入があったとします。 それに喜び、何度もお参りをしては願いを叶え続け、謙虚な気持ちや努力を忘れてしまうと大変なことになります。 先回りして受け取った運気が尽きた後には、どん底の日々が待っているかも知れないからです。 そのためにも、 ただ受け取って喜ぶだけではなく「いただいた運気をうまく使います」、「一層努力します」という気持ちを持っておくことが必要なのです。 信仰が混ざり合った裏スポットが存在する それよりも、豊川稲荷を超えるもっとミステリアスな場所があります。 あまり知られていないことですが、 一般的な稲荷神社の総本山・伏見稲荷大社の裏手には、たくさんの「稲荷からの派生宗教」のお社が乱立した一角があるのです。 住所などは分かりません。 稲荷山の裏手、としか説明できない場所になります。 そこには「ダキニ天」「大黒天」「狐」「神社」「寺」「鳥居」…今まで出てきたキーワードがミックスされ、もはや「宗派」とか「〇〇系」などのカテゴリ分けが不可能なお社がたくさん並んでいます。 観光客でも稲荷山をひと回りする際には通ることのある場所ですが、決して明るい感じのするエリアではありません。 もし夕方以降に迷い込んでしまったら、さっさと通り過ぎるようにしましょう。 日本一メジャーな稲荷神社の総本山の裏手に、そのようなマイナー宗派の集まる場所がひっそり残っている…まさに日本の「混沌とした多神教」を象徴するものだと思えますね。 まとめ 豊川稲荷で大きなご利益を! ネットにも「ダキニ天は怖い」、「狐にたたられる」というネガティブワードがたくさん見受けられる豊川稲荷。 しかし きちんと調べてお参りをすることで、大きなお願いが叶う場所でもあるのです。 稲荷系の信仰はびっくりするほど枝分かれしているので、はっきりとまとめることが不可能なほどです。 とにかく 悪い狐にイタズラされないように気を付けつつ、稲荷信仰を楽しむようにしましょう。

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Q.豊川稲荷とは?|ご利益・アクセス・駐車場など

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合掌して「帰命頂礼(又は 南無)豊川 枳尼眞天 」 キミョウチョウライ トヨカワダキニシンテン と3回唱える 「尸羅婆陀尼黎吽娑婆訶 オンシラバッタニリウンソワカ 」と3回唱える 終了。 覚えなくても大丈夫です。 張り紙されてるので、それを見ながら参拝すればOK。 けれど間違った参拝をしてる人も多数。 豊川稲荷でやっちゃいけない参拝の仕方 拍手はダメ! 俗称で「稲荷」と呼ばれるので、神社と間違えてパンパンと拍手うってる人多数。 豊川稲荷はお寺です。 昔の神仏習合の状態が残っているので、お寺だけど境内には鳥居もあります。 大晦日には除夜の鐘も鳴ります。 お寺なので、二拝二拍手一拝はNG! 合掌だけです。 豊川稲荷のご利益を得るパワースポット パワースポットは、本堂から更に奥に続く道の先にあります。 木々で陽の光が遮られ、ちょっと寒くなります。 初詣の時など、冬は足元が冷えるので防寒対策はして行った方がいいですよ〜。 おさすり大黒天 まずは金運アップの「おさすり大黒天」 右脇に鎮座されている 大黒様を撫でることで、広大無辺のご利益を頂くことができるそうですよ。 おさすり大黒天の参拝の仕方 ご真言 「オン マカ キャラヤ ソワカ」 と唱えながら大黒天様を撫でる。 ちなみに「 よこしまな我欲をもって祈願することなかれ」 と注意書きがあります。 でも、大黒天様のお腹のあたり、ずいぶんへこんでいますよね。 これ、以前「よこしまな我欲」を持った誰かが削り取って持って行ったらしいのです。 私の子供の頃はこんなお腹じゃなかったです。 「仏様の体を削って、いいことがあるはずがありません。 なでるだけにしていただきたい。 」 と豊川稲荷について地元新聞でも注意がありました。 霊狐塚 今度は感謝の気持ちのあふれたパワースポット。 おさすり大黒天の隣から奥に道が続いています。 800体以上のお狐様が奉納されている霊狐塚です。 赤い前垂れをかけた狐の置物がずらーっと並ぶこの場所は、ちょっと不思議な雰囲気。 私は小さな頃からここに遊びに来てました。 初詣の時期は人手が多すぎて苦手です。。 大黒天のあとはこちらにも立ち寄ると良いです。 豊川稲荷のご利益を台無しにしないために ご利益を受けたら 忘れちゃいけない心構え。 そもそも豊川稲荷は妙厳寺というお寺。 詳しくはこちらの記事で書いていますよ~。 この荼枳尼天、現世利益を求める場合は早く叶えてもらえるけれど、見返りを求められるそう。 見返りというか豊川稲荷に参拝して金運アップを願って叶ったのなら、きちんと お礼をしようねってことです。 それを忘れるなかれってことです。 豊川稲荷のご利益を受けるとき忘れちゃいけない事 感謝の心 ちなみに、豊川稲荷で願いが叶った人の感謝が溢れているのが霊狐塚。 先述しましたが、このお狐様は豊川稲荷へ参拝して願いが叶った人が奉納されています。 一体8万円以上かけて奉納されるそうです。 ほんとに一時的に稼いで利益を得ることは誰でもできちゃうんです。 継続できないんですね。 よく一時的な成功で終わる人の共通点の1つに「感謝がなくなったこと」があったなと思いました。 夢実現のために今までやってたことを成功したとたんやめてしまったり、今までしてくれた人への態度を変えたり。 毎月参拝に来たりお狐様を奉納したりは、 感謝を忘れないよう自分に課すものかもしれないですね。 ちなみに東京や仙台から豊川稲荷へ毎月お参りに来ている人もいました。 地方にも別院があるので参拝はそちらでもいいかもしれません。 北海道・東京都・神奈川県・大阪府・福岡県に別院があります。 ) まとめ 商売繁盛でも立身出世でも絶対に現世利益を得たい! と強く願って行動を起こすとなると、 それなりの覚悟で臨みますよね。 目標達成のために自分の決めた行動・習慣を欠かさず行い 達成した後も周囲への感謝を忘れず、更なる次の目標に向けて精力的に取り組む。 やることやってる人は結果も出てきますしお金もついてきます。 そんな人には豊川稲荷参拝はぴったりかもしれないな、なんて思いました。

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豊川稲荷|愛知県のパワースポット/神社|パワースポット検索/神社検索。

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Contents• まずは知っておきたい神社とお寺の違いとは 私たちが良く見る「お稲荷さん」こと稲荷神社のシンボルは、白い狐と赤い鳥居。 そこには「稲荷神」という日本古来の農業・繁栄の神さまがお祭りされています。 さて、ここで質問です。 「神社」と「お寺」の違い、分かりますか? まず神社には「アマテラス」「スサノオ」などの神さまがお祭りされています。 これらの神々は古事記や日本神話が元になっており、私たちは拝殿(はいでん)という神のすみかに向かって参拝をします。 また神社には鳥居があるのも特徴です。 それに対し仏教のお寺には「釈迦如来(しゃかにょらい)」「阿弥陀如来(あみだにょらい)」などの仏さまがいらっしゃいます。 仏教は日本のものではありません。 ルーツをたどると、インドが発祥の宗教です。 そして私たちがお寺に参拝に行くときには、本堂にいらっしゃる仏像(ご本尊)に対してお参りをします。 つまり、• 神社=神さま、日本神話、神道、鳥居、拝殿• お寺=仏さま、仏教、仏像、本堂 ということになります。 ときには 「ここは神社?お寺?」とこんがらがってしまいがちですが、本来はこのふたつは別のものなのです。 そう分けていくと、稲荷神社には鳥居がありますし稲荷神を祭っています。 れっきとした神社であるということが分かりますね。 なぜ!?神道と仏教がミックスされている豊川稲荷 豊川稲荷本殿、 今回のこの記事のメインテーマは「豊川稲荷」ですので、さっそくこの稲荷のご紹介をしましょう。 豊川稲荷の正式名称は「円福山豊川閣妙厳寺(えんぷくざんとよかわかくみょうげんじ)」、愛知県豊川市にある曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院です。 ここは日本三大稲荷のひとつとされており、商売繁盛のご利益があることから人気のお寺なのです。 ここで「おかしいな」と思った方もたくさんいるでしょう。 「稲荷」なのに、「曹洞宗の寺院」とは変ですよね。 先ほどの神社とお寺の区分けに当てはまりません。 じつは豊川稲荷は、一般の稲荷神社とは違います。 豊川稲荷でお祭りしているのは「稲荷神」ではなく「ダキニ天」と呼ばれる仏教の仏さまであり、れっきとした仏教のお寺なのです。 これはお寺の正式名称を見ると分かります。 円福山豊川閣妙厳寺という名前には「神社」「社」という文字が入っていませんよね。 それに対し、一般的な稲荷神社は「稲荷神」を祭り、京都の「伏見稲荷大社」を総本山としています。 これらの神社では、ダキニ天は祭っていません。 そして 豊川稲荷は、「稲荷神社ではないのに狐さまがいる」「お寺なのに鳥居がある」という不思議な状態になっています。 豊川稲荷 稲荷像、 それではなぜこのような「神社とお寺の、祭られる神仏のミックス」が起きてしまったのでしょうか。 ダキニ天の由来と、「恐ろしい」と言われる理由 ダキニ天は今では繁栄・商売のご利益がある神とされていますが、もともとはインドの「ダーキニー」という女神が由来となっています。 このダーキニーは、生命力や豊かさを司る神であるのと同時に、半年以内に死ぬ人を予知してはその魂を喰らいに来るという恐ろしい面も持っていました。 このインド古来の女神は、のちに仏教に取り込まれます。 その際にダーキニー神の残酷な性格がクローズアップされ、ダキニ天は人間の魂や肉体を食べつくす恐ろしい存在として認識されるようになったと言われます。 それでは、インドの女神であったダキニ天はなぜ日本仏教に入り込んできたのでしょうか。 それは、 弘法大師空海が民衆の願いを広く叶えるためにインドから呼んできたからだと言われています。 そのため当時の日本ではダキニ天は空海の広めた真言密教と深く関係していました。 日本に入って来てからのダキニ天は仏教の教えを受け入れて心を改め、良い神である「善神(ぜんしん)」となりました。 そして、生きた人間ではなく死者の心臓のみを食べることを許されたと言います。 これだけでも十分に恐ろしいイメージがありますが、仏教に限らず神々というのは残酷な面を持っています。 神仏と聞くと、聖なるもので汚れなどないと思ってしまいがちですが…そもそも私たち人間にもダークな面は必ずありますよね。 そして神々は私たちを超える存在でもあり、私たち以上に喜怒哀楽が大きい存在でもあります。 神仏は私たちを救い、ときには波乱に巻き込み、導いてくれます。 ただの「良い子的な存在」では、そのようなことはできません。 私たちが困っているときに、優等生に上から目線で説教をされても全く助けにならないのと同様に、 神仏にも人間味があることで逆に救いがあるのではないでしょうか。 ダキニ天が乗っていた白い狐がキーワード 稲荷信仰には昔から「気を付けないと怖い」、「信仰をやめると祟られる」などのネガティブな噂もありました。 これにはダキニ天の性格と、稲荷のシンボルとも言える狐さまが大きく関係しています。 ダキニ天は白い狐に乗っていると言われています。 そのため 日本に入ってきた後に、稲荷神のお使いである狐と同一視され、混同が始まりました。 その結果、ダキニ天も開運出世や商売繁盛の神として民衆からの信仰を集めるようになったのです。 しかし、かつて人の魂や肉体を取って喰っていたという性質は善神になっても無くなってはいませんでした。 ダキニ天は人の魂と引き換えに欲望を叶えるとされ、あの織田信長や徳川家康は政敵を呪い殺すためにダキニ天を信仰していたと言われています。 このように長い間人の裏のどろどろした欲望に関係してきたダキニ天は、「人を恨む気持ち」や「金銭に関わる欲望」も大好物と言われます。 まさに権力者の裏の顔と密接な関係を持っていたと言えるでしょう。 そしてダキニ天が乗っているとされる狐も、その欲望を叶える代わりに魂やマイナスの念を欲する「低級霊」として扱われるようになっていきました。 稲荷神社が「危険」とされていたり、狐に取りつかれてしまうことが恐ろしいとされるのはこの低級な狐たちのせいなのです。 これらの低級霊たちは、手入れのされていない稲荷神社に住み着きます。 そして人間の心の隙間に入り込んでいきます。 ちょっとでもイタズラをされてしまうとそれだけで顔つきが変わったり、精神がおかしくなってしまい俗に言う「狐憑き(きつねつき)」の状態になってしまいます。 また 完全に魂が奪われてしまうこともありますから、古い稲荷神社に用も無く立ち入ることはとっても危険なことなのです。 しかしこのように悪いイメージがある狐ですが、本来は「稲荷神のお使い」「ダキニ天の乗り物」という聖なる動物です。 低級霊以外は怖がる必要はありません。 狐はもともと、イタズラ好きでやんちゃな動物です。 そのため人間にちょっかいを出したがるという性質からこのような話が多くなっていったのでしょう。 狐がいつしか神になり、枝分かれして行った このように「恐ろしい」とされており諸説が入り乱れている稲荷信仰ですが、少し整理をしてみましょう。 豊川稲荷神社• 空海が呼び寄せたとされる「ダキニ天」をお祭りする、仏教のお寺である• ダキニ天は元々はインドの女神、生命力を司るとともに人の魂を喰うとされていた• 仏教に混ぜられた後は、善神となった• ダキニ天の乗っていたのが狐であったため、稲荷信仰と混同されるようになった このように並べてみると、豊川稲荷を含む稲荷信仰は怖いものではなさそうに感じます。 しかし都市伝説のように残る「稲荷信仰はやめるとたたられる」、「狐に取りつかれると怖い」という話はどこから出てくるのでしょうか。 そのポイントは、ダキニ天ではなく「狐」にありそうです。 先ほど、放置された稲荷神社に低級な狐の霊が残ると書きました。 神社の手入れがされなくなると、神は「役目は終わった」と自分から立ち去ります。 しかし、 低級な狐たちは神社を離れることができず住み着くことになります。 かつてその神社に神がいたときは、人は神に願いを聞いてもらうために神のお使いである狐に油揚げを奉納していました。 しかし神が不在となった途端、狐たちは使いであることを忘れ人からのお供え物を「自分のもの」にするようになってしまうのです。 一般の稲荷神社でも、稲荷寿司を持って行くとあっという間に消えてなくなるという不思議な現象があると言います。 ましてや、神に仕えることのなくなった低級な狐たちは好き勝手に動き回ります。 そのような ミステリアスな現象や、狐たちのイタズラ、狐憑き、または気まぐれによるご利益を見た人間たちがいつしか「狐自体を神とする信仰」を生み出すようになっていくのです。 豊川稲荷はメジャーなお寺、怖がることはあまりない 愛知県豊川市の曹洞宗・円福山・豊川閣妙厳寺。 このように稲荷信仰にはいろいろな側面があります。 そのため豊川稲荷は「ダキニ天」「狐のご利益とたたり」というイメージから怖いものに思われがちですが、決してそのような場所ではありません。 きちんとお参りをすることで大きなご利益がいただける、れっきとしたお寺なのです。 そのため パワースポットとしても毎日たくさんの人が訪れています。 ただし、お参りの際の注意点をひとつ挙げておきましょう。 まずお参りをしてすぐに叶った願い事には、注意が必要だということ。 これは本当の意味で叶ったわけではなく、運を前倒しでもらっただけということがあるからです。 例えば「臨時収入が欲しい」と願い、すぐに収入があったとします。 それに喜び、何度もお参りをしては願いを叶え続け、謙虚な気持ちや努力を忘れてしまうと大変なことになります。 先回りして受け取った運気が尽きた後には、どん底の日々が待っているかも知れないからです。 そのためにも、 ただ受け取って喜ぶだけではなく「いただいた運気をうまく使います」、「一層努力します」という気持ちを持っておくことが必要なのです。 信仰が混ざり合った裏スポットが存在する それよりも、豊川稲荷を超えるもっとミステリアスな場所があります。 あまり知られていないことですが、 一般的な稲荷神社の総本山・伏見稲荷大社の裏手には、たくさんの「稲荷からの派生宗教」のお社が乱立した一角があるのです。 住所などは分かりません。 稲荷山の裏手、としか説明できない場所になります。 そこには「ダキニ天」「大黒天」「狐」「神社」「寺」「鳥居」…今まで出てきたキーワードがミックスされ、もはや「宗派」とか「〇〇系」などのカテゴリ分けが不可能なお社がたくさん並んでいます。 観光客でも稲荷山をひと回りする際には通ることのある場所ですが、決して明るい感じのするエリアではありません。 もし夕方以降に迷い込んでしまったら、さっさと通り過ぎるようにしましょう。 日本一メジャーな稲荷神社の総本山の裏手に、そのようなマイナー宗派の集まる場所がひっそり残っている…まさに日本の「混沌とした多神教」を象徴するものだと思えますね。 まとめ 豊川稲荷で大きなご利益を! ネットにも「ダキニ天は怖い」、「狐にたたられる」というネガティブワードがたくさん見受けられる豊川稲荷。 しかし きちんと調べてお参りをすることで、大きなお願いが叶う場所でもあるのです。 稲荷系の信仰はびっくりするほど枝分かれしているので、はっきりとまとめることが不可能なほどです。 とにかく 悪い狐にイタズラされないように気を付けつつ、稲荷信仰を楽しむようにしましょう。

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