慎重勇者 小説家になろう。 なろう系アニメさん、いよいよイキリの極地に達する

「小説家になろう」を始めとしたネット連載小説について質問...

慎重勇者 小説家になろう

1話で切っていいのかい?慎重に11話まで見てみよう? 原作はライトノベルな本作品。 なろうっぽいタイトルだが、小説家になろうで連載してる作品ではない。 監督は迫井政行、製作はWHITEFOX 駄目な女神は好きですか? 引用元: C 土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会 1話が始まって早々にこの作品の異質さを感じさせる。 この作品はタイトルからも分かる通り、最近流行りの「なろうっぽさ」を 感じるテイストのある作品だ。 だが、そんななろうとは始まりから違う。 普通は主人公が何かしらのキッカケで転生したり転送されるところから始まるが、 この作品は「女神」が神と女神の集いで「救済難度S級レベルの世界」の 救済の任務を受ける所から始まる。 彼女はその難易度の高さに震えるシーンから始まる(笑) 彼女の顔芸とも言うべきコロコロと変わる表情は可愛らしくコミカルであり、 演じている「豊崎愛生」さんの声と演技も相まって、 1話からくすくすと笑えるシーンばかりだ。 異世界召喚 引用元: C 土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会 そんな女神は「日本」の人間を救世主として召喚することを選ぶ。 異世界小説が流行りまくってる日本なら状況の理解も早いからという、 あながち間違いではない根拠を元に多くの資料の中から 彼女は「レベル1」なのにとんでもないスペックの人間を見つけ出す。 1億人の一人の逸材というべき彼を女神が召喚するところから物語が始まる。 人間側の視点ではなく「神の視点」から物語が始まる異世界系。 ただ視点が違うだけで新鮮に感じることができる。 紹介した人間のかっこよさに対して「目をハート」にし、 頬を赤らめ、年頃の乙女のような反応を見せてくれる(笑) この1話の冒頭でこの作品の面白さの1つである 「女神」の慌ただしいまでの心理描写が畳み掛けるように描かれる。 一歩間違えば騒がしい、一歩間違えばテンションが高いだけのキャラだが、 「豊崎愛生」さんの声のおかげで、それがほどよく抑えられ、 きちんとした「コメディ」に仕上がっている。 慎重 引用元: C 土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会 召喚した彼はタイトル通り「慎重」な性格をしている。 女神の言葉を一言一言を疑い、全てに説明を求める。 面倒くささの極みだ。 なろうの主人公ならわけもわからないままに異世界で力を振るうが、 この作品の主人公は異世界にすら行かない。 女神の癒し能力も疑い、ステータスに表示される自分自身の能力すら疑う。 だからこそ鍛える。 異世界への扉をくぐらずに神の世界で彼は修業の日々を送る(笑) 「慎重」という主人公の特性を最大限の生かしたキャラクター描写とセリフ、 女神との掛け合いが夫婦漫才のような畳み掛けるボケとツッコミを生んでおり、 「慎重」という性格の設定をきちんと掘り下げることで、 主人公に愛着を持つことができ、そんな主人公の慎重さに戸惑うヒロインである 女神にも愛着を持つことができる。 彼は1週間「筋トレ」をし続けレベルを上げている。 異世界に転送された主人公が筋トレするだけで1話のAパートが終わる作品など この作品くらいだろう。 Bパートでようやくありとあらゆる魔法を駆使してようやく一匹倒す。 彼が1話でしたのは筋トレと装備品を整えたこととスライム一匹を倒し、 魔王の手下から逃げたことだ(笑) 「慎重」というタイトルに相応しい身長差を1話でたっぷり味わうことができる。 ただ勝てるだけでは意味がない 引用元: C 土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会 この作品は1話から魔王の四天王の一人が現れる。 当然、主人公のステータスよりも上の存在であり、主人公は逃げる。 逃げてまた筋トレだ。 慎重に慎重を重ねて更に慎重をかぶせるような慎重っぷりは 1話の段階では面白いものの、そのじれったいまでの慎重さにやきもきさせられる、 だが、そのヤキモキをきちんと「女神」が突っ込むことで場をもたせている。 慎重に慎重を重ねたからこそ彼のステータスは凄まじいものになっていく。 異世界ファンタジーの場合「主人公の強さ」が納得できる理由がないことも多いが、 この作品はきちんと「筋トレ」という名のレベル上げを彼が しつこいまでにやっているからこその強さだ。 例え相手に勝てる状態でも「確実」に「余裕」で勝てるまで彼は鍛える。 本来はレベル20で勝てる相手に彼はレベル30で挑む、 だからこそ、そのステータスさがきちんと裏付けられてるからこそ 「俺TUEEE」がなせる。 彼は決して与えられた力で俺なんかやっちゃいましたか?と すごい力を見せつけるのではない。 裏付けされた修行をしつこいまでに描いているからこそ、 慎重に彼が自分自身を追い込み鍛えたからこその強さだ。 だからこそ、彼が魔王の四天王相手に余裕で勝てても不快感がない。 ありえないくらいに慎重だからこそ「俺TUEEE」が成り立っている。 3倍?100倍だ 引用元: C 土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会 3話の時点で筋トレではレベルが上がらなくなってしまう。 そんな主人公は決して「モンスター」とは戦わずに、 上に修行を付けてもらうことで経験値を稼ぐ方法を取る。 休憩無しでぶっつづけて神相手に修業をする。 神も嫌がるレベルで彼は修業を続け、神の3倍強くなっても満足しない(笑) 神といっても「元人間」の神もおり、 魂に刻まれた人間としての弱い部分を主人公のせいで引き出されてしまう。 慎重であるがゆえに主人公は身勝手に周囲を振り回し、 慎重であるがゆえに主人公は一切手段を選ばない。 神をタコ殴りにして経験値を搾り取るまで彼は鍛え上げる。 例え神の3倍強くなっても満足が行かず、彼は100倍を目指す。 彼は謝るということをしない。 彼にとっては目的のための手段でしか無く、神や人間に対しても冷たい。 勇者のパーティーである仲間に対してもあまりのレベルの低さに 「超いらない」と言い放ってしまう始末だ。 ドSとも言うべき彼の言動や行動や性格は好き嫌いが分かれる部分ではあるが、 その好き嫌いが作品の主人公としての魅力にもつながっている。 しつこいまでに修行し、他者に対しても厳しいからこそ彼の強さに納得できる。 敵も敵でS級難易度なだけあってチートのようなステータスの敵ばかりだが、 そんな敵も「慎重を期した」からこそ倒せる。 「主人公が慎重」というだけなのに、 それがきちんと作品としての面白さにつながっている。 仲間にも冷たい態度を取る彼だが、そんな冷たい態度を取るのに 彼らのことや人間の命はきちんと守る、だからこそドSな彼が許せてしまう。 ストーリー進行の速さ 引用元: C 土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会 この作品のストーリーは本当にサクサクと進む。 どんどんと強くなり、どんどんと魔王の四天王を倒す。 1クールという尺の中でストーリーがどんどんと進んでいく。 サクサクと進むストーリー展開は余計なだるみがなく、 徐々に増えていくキャラクターもコミカルな日常描写もあいまって しっかりと印象に残り愛着が湧くようになっている。 でてくるキャラクターのすべてが主人公の慎重っぷりに振り回され、 その振り回される様がキャラクターの印象づけにもつながっている。 主人公の存在が「慎重」という一点でブレがないからこそ、 彼の周りにいる存在が癖が強くても、 彼がぶれないからこそそれを受け止めてきっちりとギャグになっている。 魔王の配下に出逢えば「傾向と対策」を考えて 様々な神と修行をし技を身に着け戦う。 この繰り返しの中で徐々にキャラを増やし、伝説の剣や鎧を求めていく。 まるでRPGのようなストーリーは王道ではあるものの、 その王道の裏をかく用なストーリー展開があることで、飽きさせない。 伏線 引用元: C 土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会 この作品は序盤から「気になる要素」を描いている。 例えば主人公に初めてあったはずのキャラが以前にもあったことがあるような 素振りを見せたり、他の神が主人公に対してなにやら 「思う所」があるような素振りを見せる。 そしてもう1つの伏線。 勇者である主人公はあくまで異世界を救うために女神に召喚された存在だ。 その魂は「本来の世界」にあり、もし異世界で死んでも 彼は元の世界に戻るだけだ。 例え死んでも異世界を救えないだけで「死ぬ」リスクはない。 これは1話で主人公に説明された要素だ。 そう序盤できっちりと視聴者には「伏線」を提示している。 主人公がなぜ慎重にこだわるのか、なぜここまで慎重なのか。 「慎重勇者」はどうして「慎重」なのか。 ただのキャラ付けではない、それには理由がある。 この作品は「11話」まで見てこそ本当の面白さが伝わる作品だ。 真実 引用元: C 土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会 11話、彼はたった一人で魔王城へと向かう。 女神も仲間たちもおいてたった一人で。 彼の真意はたった1つだ。 魔王城に共に行けば仲間が死ぬかもしれない、 だからこそ彼は「たった一人」で魔王城へと赴く。 ドSな彼の口ぶりからは考えられないほどの優しさだ。 だが、彼の能力値は「カンスト」してしまっている。 慎重に慎重を重ねてありとあらゆる傾向と対策を考え、 装備を整え技を整えたが、魔王に操られていた敵にギリギリの勝負だった。 伝説の剣もなければ、伝説の鎧もない、つまり勝ち目はない。 自分の命と引換えに魔王を道連れにする技しか彼にはない。 自己犠牲だ。 彼は他者に冷たく当たり、時には暴力も使う。 だが、彼の芯は「自己犠牲」の精神に満ち溢れている。 それは彼の魂に刻まれた過去に導かれた行動だ。 彼はかつて「勇者」だった。 別の女神に選ばれた彼は仲間とともに魔王を討伐するために活動していた。 無鉄砲で何も考えず、戦略なんてものも建てない。 「なんとかなるさ」の一言で彼は勇者として活躍していた。 彼は2度目の召喚者だ。 1度目の彼は無謀な勇者だった。 慎重さのかけらもない彼は自身の才能を頼りに、愛するものと戦っていた。 だが負けた。 最後の最後で慎重さをかき、 油断してしまったがゆえに負けてしまった。 自分の目の前で仲間が殺される姿を彼は見た。 そして自分自身も殺された。 だが、彼は勇者だ。 魂は別にある。 異世界で死んでも勇者は記憶を失い 元の世界に変えるだけだ。 だが、魂には深く、深く刻まれている。 自らが「慎重」でなかったがゆえの結末を。 「慎重勇者」がなぜ「慎重」なのか。 彼の性格ではない、単なるキャラ付けではない。 1クール描けて貫き通し描いていた「慎重」という要素を この作品は11話である意味で真逆の印象を与える。 散々、この作品の「慎重」という要素で笑っていた。 だが、11話でそんな笑いが涙に変わる。 綺麗に作品の印象をひっくり返されたような見事などんでん返しだ。 今度こそハッピーエンドで終わろう 引用元: C 土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会 最終決戦に挑んだ勇者の体はボロボロだ。 魔王に勝ったもののなにをしても彼のカラダは戻らない。 最後の一瞬だけ魂に刻まれた記憶を呼び起こし、 彼は「今度は助けることができた…」安堵し消え去る。 女神もまた彼を救うために禁忌を犯した。 禁忌を犯してでも彼の治癒は間に合わず、彼女は禁忌を犯した罰を受ける。 今回救った世界よりも難易度の高い「SS」の世界の救済だ。 1度、主人公が失敗し魔王が世界を整復したあの世界の救済だ。 女神の力すら使うことが出来ない。 だが、もしかしたら「慎重」なあの勇者なら救うことができるかもしれない。 1度失敗したあの世界で、もう1度、女神とともに。 ご都合主義でいいじゃないか、そういいたくなるような綺麗なラストは 新たな冒険の始まりだ。 ありえないくらい慎重なあの勇者ともにもう1度。 「今度こそハッピーエンドで終わろう」 総評:1クールのストーリー構成の素晴らしさ 引用元: C 土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会 全体的に見て素晴らしい作品だ。 序盤は「慎重」という主人公の性格を軸にそこを掘り下げることによって 慎重すぎる彼の行動や言動に振り回される女神とのボケとツッコミと、 慎重にきした結果の「俺TUEEE」の数々にクスクスと笑わされる。 だが、そんな笑っていたはずの「慎重」という要素の真実が 11話で明かされることによって、ギャグからシリアスな要素へとひっくり返る。 本当に見事なひっくり返し方だ。 これこそどんでん返しだと言わんばかりの 見事なストーリー構成で作品の印象が180度代わり、 ラストの少しご都合主義なエンディングも含めて気持ちのいい1クールになっている 変にストーリーを引き伸ばすわけではない。 サクサクとテンポよく、どんどんとストーリーが進み、 その中で夫婦漫才を繰り返しつつも爽快感あふれる戦闘シーンを展開しつつ、 話がどんでん返し、魔王を倒して1クール終わる。 これで終わりでもいい、だが2期をやって彼と彼女の物語の続きも見たい。 そう感じさせるほど本当にきれいな1クールのストーリー構成になっており、 12話を見終わった後に「いい作品を見た」という余韻に浸ることができる。 欠点といえば良くも悪くもこの作品は 「慎重勇者」という主人公という軸のみで作られている作品だ。 人によっては序盤でこの「慎重」部分がしつこいと感じたり 出落ちと感じてしまうこともあるだろう。 そこを主軸にし、その一点を貫き通してる作品だからこそ飽きてしまう人もいる。 だが、是非11話まで見てほしい。 そんな「慎重」という要素が本当に見事に綺麗にひっくり返される。 ある意味でここまでひっくり返されると「快感」といってもいい。 1クールという尺を見事に生かした本当に見事な作品だった。 個人的な感想:やられた 引用元: C 土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会 正直終盤の私の涙腺は崩壊している(笑) 物語が見事にひっくり返されたことによる落差のせいもあるのかもしれないが、 彼と彼女の物語の真実が明かされたときは本当にやばく、 ラストのあの「ご都合主義」な結末も含めて泣きっぱなしだった。 愛すべき主人公と、愛すべきヒロイン。 そして愉快なキャラクターたち。 見終わった後にすべてのキャラが好きになれる、そんな作品だ。 是非続きをアニメで見てみたいところだが、 ここまで綺麗に終わられると逆に続きがないことも粋だと感じてしまう(笑) もし、今から見る人がいるなら終盤まで様子を見てほしい。 きっと私と同じ用に涙腺が崩壊してしまうはずだ。

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『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』3巻について

慎重勇者 小説家になろう

「今回、救世難度Sクラスの世界『ゲアブランデ』の担当になった女神はリスタルテです!!」 人間達の住む世界とは次元の異なる此処、統一神界の神殿内に割れんばかりの拍手喝采が巻き起こっている。 「やり甲斐のある仕事だな! 頑張れよ、リスタ!」 「すごいじゃないの、リスタ! これを乗り越えればアナタも一人前の女神よ!」 先輩達に励まされ、私は引きつった笑いを顔に浮かべていた。 そしてこれまでに五回、地上から勇者を召喚しては困窮する世界を救ってきた。 まぁ五回というのは他のベテランの神々達に比べると、かなり少ない数字である。 彼、彼女達は平均で数十回、多い者だと数百回もの勇者召喚を行い、地上世界を救っているのだ。 ちなみに難度Sとはそんなベテランの神でも尻込みするような恐ろしい世界である。 その世界を統べようとする悪しき者には、この統一神界の神にも匹敵する力があると言われているからだ。 神殿内に割り当てられた自室に戻った私はとりあえずいつものように、地球という惑星から比較的年齢の若い日本人に限定した候補者リストを取り寄せた。 三度目の勇者召喚から私は必ず日本の若者を召喚することにしている。 ちなみに最初の勇者召喚では火星人を召喚し、また二度目の召喚では南アフリカ奥地の原住民を召喚した。 どちらもこのシステムを理解して貰うのに丸一ヶ月ほど掛かった。 その点、日本では異世界転移や異世界転生が書物などで人気らしく、すぐにこちらの意図を理解してくれるので楽なのである。 まぁ一時の熱気は薄れているとはいえ、日本ではまだまだ異世界ものはブームであり依然として市場を賑わせているのだ……って私は一体何を言ってるのかしら。 随分と疲れているようね。 疲弊するのも仕方ない。 部屋に入ってからずっと一人、うず高く積まれた候補者リストに目を通しているのである。 顔は脂ぎり、目の下にはクマが出来、その上、貧乏揺すりが止まらない。 せっかく櫛で整えた自慢の金髪ロングも乱れに乱れてしまった。 それでも、机の上にそびえ立つ書類の山から、女神の美貌を犠牲にしつつ、どうにかこうにか選り分けた二通の書面を眺める。 まずは一通目。 佐々木篤士 ( ささき あつし ) Lv1 HP101 MP0 攻撃力55 防御力37 素早さ28 魔力0 成長度6 耐性 無し 特殊スキル 無し 性格 普通 ……見るからに戦士タイプ。 魔力はないが攻撃力が高い。 それに書類に記載されている殆どの候補者の初期HPが二桁なのに対して『101』の三桁だ。 続けて二通目。 鈴木夕子 ( すずき ゆうこ ) Lv1 HP65 MP47 攻撃力18 防御力29 素早さ20 魔力72 成長度7 耐性 水 特殊スキル 火炎魔法(Lv1) 性格 普通 ……こちらは典型的な魔法使いタイプ。 火炎魔法が最初から使え、加えて水の耐性があるのも好印象だ。 さぁ、佐々木か鈴木か。 鈴木か佐々木か。 いっそのこと、どちらも連れて行ければ良いのだが、勇者召喚で呼び出せるのは一つの世界につき一人のみである。 ああ、鈴木、佐々木、佐々木、鈴木、鈴木、佐々木……しかしどちらも似たような名前ね。 何だかもうどっちでもよくなってきた……。 選りすぐった筈の二通の書面を机に置いて、大きな溜め息を吐いた。 正直、難度DやCの今まで私が経験した世界ならば、佐々木でも鈴木でも問題はない。 だが今回は難易度Sのゲアブランデ。 ここは慎重にも慎重に選ばなければならない。 考えれば考える程、鈴木も佐々木も違うような気がしてきた。 見落としがあったかも知れないし……。 だが、そびえ立つ書類の山を前にして、不意に目眩がした。 ドッと机に倒れ伏すと、積んであった書類が私の頭に向かって倒れてきた。 「ぎゃああああああああ!?」 女神らしくない声で叫んだ後、書類に埋もれる。 私は頭の上に被さる書類を憎々しげに手で振り払う。 だが一枚のリストが私の髪の毛に張り付いたようになかなか取れない。 「何なのよ、もうっ!!」 苛立ち、剥ぎ取るように取ったその書類を眺め、 ……そして私は目を疑った。 竜宮院聖哉 ( りゅうぐういん せいや ) Lv1 HP385 MP197 攻撃力124 防御力111 素早さ105 魔力86 成長度188 耐性 火・氷・風・水・雷・土 特殊スキル 火炎魔法(Lv5) 獲得経験値増加(Lv2) 性格 ありえないくらい慎重 「……は?」 えっ、えっ、えっ。 ちょっと何コレ。 レベル1なのに何なの、このとんでもないスペックのステータスは。 過労による幻覚か。 ストレスによる妄想か。 目を擦り、穴が開くほど書面を見詰めたが、書かれた数値に変化はない。 申請を終えた後、勇者召喚の間に赴きながら、私の胸は躍っていた。 最初、難度Sのゲアブランデ担当になった時、不運すぎると自分の運命を呪った。 だけど……だけど……初期状態からこんなハイスペックな勇者に巡り会えるなんて! 彼ならゲアブランデだってすぐに攻略出来る! そして私は大女神への階段をまた一歩上ることになる! ああ、何てツイてるのかしら、私! 大理石の通路をスキップするように歩く。 その時。 私は『竜宮院聖哉』という物々しい名前の日本人のステータスにばかり目を奪われていた。 そのせいで私はある項目を見落としていた。 というか、見えてはいたのだが、大して気にはしていなかったのだ。

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「慎重勇者 〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜」レビュー

慎重勇者 小説家になろう

出典 : Amazon. jp 今やすっかりお馴染みになった、 なろう原作のアニメを放送・公開順にまとめてみました! どの作品がどんな順番でアニメ化されたのか、いつ頃からなろう系アニメが増えたのか……など、なろう作品をチェックしたい人向けの記事になっています! ログ・ホライズン 出典 : Amazon. jp ・連載開始:2010年4月(小説家になろう) ・刊行開始:2011年3月(KADOKAWA エンターブレイン) ・放送時期: 第1シリーズ 2013年秋~2014年冬 第2シリーズ 2014年秋~2015年冬 第3シリーズ 2020年秋~ ・原作者 :橙乃ままれ ・イラスト:ハラカズヒロ、橋本モチチ(モンスターデザイン) ・アニメ制作: 第1シリーズ サテライト 第2シリーズ スタジオディーン 第3シリーズ スタジオディーン なろう初のアニメ化作品はこの ログホラです。 しかも NHKでの放送。 この作品が視聴者に受け入れられなかったら、その後のなろうの快進撃はなかったかもしれません。 2020年秋に6年ぶりとなる第3シリーズ放送が決まり、ファンを驚かせました 魔法科高校の劣等生 出典 : Amazon. 書籍化された後になろうでは削除されたので、世代によってはなろう作品だと知らない人も結構いるようです。 本作も6年ぶりとなるアニメの続編が決まっています。 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 出典 : Amazon. STAFF 劣等生以上に なろう作品という印象がないと言われているのがダンまち。 最初に投稿されたのがなろうではなく Arcadiaだったのと、現在はWeb版が削除されているためと思われます。 オーバーロード 出典 : Amazon. 『異世界かるてっと』の一翼を担っていることも、それを後押ししていると思われます。 新刊を出せば年間1位になるほど売れている大ヒット小説で、アニメも成功を収めています。 この素晴らしい世界に祝福を! 出典 : Amazon. 一方で、異世界転生というジャンルを除けば、他のなろう作品とは一線を画した ギャグ特化(+ラブコメ)のお話。 2019年にはJ. STAFF制作で映画化されましたが、3期は果たしていつになるのか。 Re:ゼロから始める異世界生活 出典 : Amazon. jp ・連載開始:2012年4月(小説家になろう) ・刊行開始:2014年1月(MF文庫J) ・放送時期: 1期 2016年春 2期 2020年春 ・原作者 :長月達平 ・イラスト:大塚真一郎 ・アニメ制作:WHITE FOX このすばと並び、 なろうアニメの決定版とも言える作品ですね。 リゼロの放送以降、なろうの登録ユーザ数は飛躍的に上昇したと言われています。 2020年春より待望の2期が放送される予定です。 ナイツ&マジック 出典 : Amazon. 異世界転生ではありますが、なろう作品では珍しい ロボットもの。 公式の略称は「ナイツマ」です。 異世界食堂 出典 : Amazon. jp ・連載開始:2013年1月(小説家になろう) ・刊行開始:2015年3月(ヒーロー文庫) ・放送時期:2017年夏 ・原作者 :犬塚惇平 ・イラスト:エナミカツミ ・アニメ制作:SILVER LINK. その先陣を切ってアニメ化されたのが、 異世界とグルメを題材にしたこの作品です。 深夜の飯テロアニメとして人気を博しました。 異世界はスマートフォンとともに。 出典 : Amazon. jp ・連載開始:2013年4月(小説家になろう) ・刊行開始:2015年5月(HJノベルス) ・放送時期:2017年夏 ・原作者 :冬原パトラ ・イラスト:兎塚エイジ(書籍版)、ねこたま。 (Web版) ・アニメ制作:プロダクション リード なろうアニメを 「~太郎」と表現する風潮の先駆けとなった作品です。 中国の動画サイト「ビリビリ動画」でかなりの再生数を記録しており、日本以上に国外で評価されたアニメですね。 デスマーチからはじまる異世界狂想曲 出典 : Amazon. jp ・連載開始:2013年3月(小説家になろう) ・刊行開始:2014年3月(カドカワBOOKS) ・放送時期:2018年冬 ・原作者 :愛七ひろ ・イラスト:shri ・アニメ制作:SILVER LINK.

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