おしん 感想。 おしん

おしんのレビュー・感想・評価

おしん 感想

はい、どうも「」ですよ。 突然ですが皆様「 」というドラマを知ってますか? 昨年、さんが母親役で出演した映画版が話題となったので名前だけは知っているという方も多いでしょう。 元々は今から30年ほど前にNHKとして放送された伝説のドラマなのですが、それでは何が伝説なのかというと「」は平均視聴率が52.6%、最高視聴率に至っては62.9%で2013年現在「テレビドラマ」としての最高視聴率記録を持っているのです。 放送から30年経っているのにまだ「」の人気を超えるテレビドラマが現れていないということですから、すごいことだと思いませんか? さて、原作・脚本を書いたのは「」でも有名な先生ですが、ひょっとしたら「」を全く見たことのない人はこの「」のイメージで「」も同じようなものだと思っているのではないでしょうか? 私の見解は違います。 私は「 『』とは上質なミステリーである」と思うのです。 「随分と思い入れたっぷりに話すなあ」と思われるかもしれませんが、CSでやっていた再放送を拝見して以来すっかりファンになってしまったのですよ。 (筆者は残念ながらリアルタイムのブームは知らない世代なのです) では「」のどこがミステリーだと思うのか。 そこでまず皆さんにお聞きしたいのですが、皆さんは「」の序盤がどんなストーリーなのか、御存知でしょうか? 「あれでしょ? まだ子供のが奉公に出て、すごく苦労する話でしょ? 映画でもやってたじゃん」と思った、そこのあなた! ちょっと違うのです。 そう思ってしまう方は恐らくNHKで何度かやっている総集編のを見てそう思っているのでしょう。 しかし厳密にいうとの子供時代の話は回想シーンに過ぎないのです。 実は「」の第一話で主人公のは女優のさん演じる「お婆ちゃん」なのですよ。 意外に思った方もいるのではないでしょうか? 私も「」の再放送を全話きちんと見るまでは「」は少女編から始まるのだとそう思い込んでいました。 「」のストーリーは最初こうして始まります。 各地に「スーパー田倉」を構える田倉商会の経営者、田倉しんは新しい店舗の開店という記念すべき日に家族に何も告げず姿をくらましてしまう。 一族が騒然とする中、血の繋がりこそ無かったが孫同然に可愛がられた青年、八代圭は昔、が語ってくれた思い出話を頼りに、山形のへと彼女を探す旅に出る。 彼の予想通り、はそこにいた。 なぜ急にいなくなったのか、尋ねた圭に、はこれまで語ろうとしなかった自分の壮絶な半生を明かしていく。 どうです? 私が「ミステリー」と言ったのも頷けると思いませんか? この後、少女編、結婚編、現代編と話は続いていくのですが、この人間ドラマがかなり複雑で凄まじいのです。 ぜひとも「」を知らない、興味が無いという方にも知って頂きたい! そこで今回は少々長くなりますが、「」という作品のあらすじを「 週刊誌の見出し風」にご紹介したいと思います。 「なに言ってんだ、こいつ?」と思われるかもしれませんが、まあ、見ればわかります。 それでは御覧ください。 加代を庇った、命の恩人に。 一方は浩太と再会。 しかし彼の一存により、そのことは加代に内緒にすることに。 なお当の本人にはまだ告白すらしていない模様。 完全にフライング。 献身的に見舞いに来てくれる竜三に少し心を動かされた。 それでも結婚など考えられないでいた。 ところがそこに突然山形からの父親「作造」が襲来。 しかし仕送りがなくなることを恐れた作造と身分を気にする竜三の母親は結婚に大反対。 それはじいの手紙が原因だった。 と暮らすうちにその能力、人柄を認めた源右衛門が二人の結婚を許してやってほしいと口添えをしていたのだ。 作造は最期にの結婚を祝ってくれた。 父の葬儀後、は浩太と偶然の再会を果たす。 仕方なく髪結いの仕事を再開しただったが、ふがいない自分に苛つく竜三と次第に険悪な雰囲気になってしまう。 離婚を考え始めた。 そんな折、子供服を作れば儲かるのではないかという情報を耳にする。 服を作るミシンを買うためには在庫の売れない品物を処分してお金を作る必要がある。 それを知らなかったは血の気の多い連中に店を潰され追い出されてしまう。 長男の「雄」も生まれ幸せな生活が続いた。 竜三の田倉商会はどんどん事業を拡大し工場を建設、飛ぶ鳥を落とす勢いだった。 仕方なくもそれに付いていくことに。 ところが竜三に見つかり揉み合いの末に肩に大怪我をしてしまう。 さらに第二子妊娠が発覚。 仕方なく佐賀に残ることに。 同じ頃、竜三の妹「篤子」も妊娠。 身重のは一人離れで過ごしていた。 そんな時、運悪くの陣痛も始まってしまう。 大雨が降っていたため助けを呼ぶの声は誰にも届かない。 しかし雄を連れて行くことは許さないと言われてしまう。 旅立ちの日、ひとりで家を出る覚悟をしたに意外な協力者が現れる。 それは田倉家の嫁であり、義姉に当たる「恒子」だった。 商売は順調かに思えた。 ところがある日、の家に健の女が乗り込んでくる。 健とが男女の仲であると周囲では噂になっていたのだ。 そんな時、加賀屋の大奥様が倒れたという話を聞く。 夫婦仲がうまくいかない加代も店を手伝うようになる。 しかしその加代の提案で始めた酒の販売のせいで酔っぱらいの喧嘩などトラブルが相次ぐようになる。 そんな時に現れた浩太はに対して竜三さんのためにも酔っ払い相手の仕事を辞めた方がいいと忠告する。 次男、次女にも恵まれる。 そして健が連れてきた少女「初子」が自分と似た境遇だったことから同情したは彼女を引き取ることに。 そんなある日加賀屋が破産したことを知る。 女郎まで身を落とした加代を健の助力で発見しただったが、加代はすでに酒でボロボロの身体になっていて息子の「希望(のぞみ)」を残して息絶えてしまう。 戦争が始まり、長男の雄、次男の仁も出兵していく。 そして突然の。 や初子は喜ぶ。 一方、雄が戦場で餓死したという悲しい現実が戦友の訪問により明らかになる。 結婚を約束した仲だった初子はショックを受ける。 しかし社長となった仁は少し強引とも言えるやり方で事業を拡大しようとしており、は心配していた。 (パパ似の仁) 一方陶芸家の道に進んだ希望は妻に先立たれ息子の圭と暮らしていた。 初子は以前独り身を貫きを営んでいた。 それぞれの道を歩んでいるの子どもたち。 そしてある時、問題が起きる。 仁が選んだ新店舗の予定地がなんと浩太の店である並木商店(浩太は特攻に捕まり釈放後婿養子になり高倉から並木に姓が変わった)のすぐ近くの土地だったのだ。 そこの商店街ではスーパー出店への反対運動が起きており並木商店はその商店街の中でも老舗の大きな店だった。 そして田倉商会の大型新店舗出店から暫くして思わぬ事態が起こる。 商店街の地主たちが大手百貨店の申し出に乗り土地を売ることを決めてしまったのだ。 大企業である百貨店が目の前に出来れば地元企業に過ぎない田倉商会など太刀打ち出来ない。 新店舗のために大きな借金をしていた仁は慌てる。 実は全ての予想通りだった。 ところが皮肉なことにそれがきっかけとなりバラバラだった田倉家は絆を深め、ひとつになっていく。 農民運動時代の知り合いに大手企業の重役がいて田倉商会についての話をまとめてきたというのだ。 お荷物となってしまったあの大型店舗を引き取り負債を引き受けてくれるという。 そこに声を掛ける女性が。 (ナレーションを担当したさんが一瞬だけ出演) 「仲がよろしくていいですね」 二人を夫婦だと勘違いしているのだろう。 顔を見合わせる二人。 お互い想い合っていたのに運命に弄ばれ結ばれなかったと浩太。 二人の円熟した、それでいて子供っぽい笑顔を最後に物語は幕を下ろす はい、如何でしたでしょうか? かなり端折った形で、それでいて長々と、のストーリーをご紹介致しました。 本当ならそれぞれの登場人物についてもっともっと詳しくご紹介したいエピソードがあるのですが、その辺りは実際にご自身の眼で見て頂いた方がいいと思います。 今回紹介したストーリーは「」全体からみればまだまだほんの一部なのです。 そのくらい「」は細やかな設定と伏線の張り方が素晴らしい作品です。 例えば一つだけご紹介するとの長男「雄」との養女である「初子」を巡る関係があります。 雄と初子はいわば兄妹のように育った間柄ですが、戦争をきっかけに互いの恋愛感情に気付き結婚の約束をします。 ところが雄は戦場となったで餓死という壮絶な最期を迎えるのです。 ここにも実は皮肉な伏線があります。 雄は最初軍人である伯父の影響からか進学を志していましたが、かつての命の恩人である俊作に戦争の愚かさを教えられていたはそれに猛反対。 結果、彼は普通に進学して、後に学徒出陣、に派兵されてしまったわけです。 雄の死をたちに知らせてくれたのは雄の戦友である川村という男でした。 彼が持ち帰ってくれた雄の日記という存在も視聴者の胸を打つひとつの仕掛けとなっています。 彼は雄から初子の話を色々聞かされていて話の中の彼女に密かな憧れを持っていました。 そしてやがて初子にプロポーズするのです。 自分は雄の代わりになるつもりだという川村の熱意に心を動かされた初子は結婚を承諾します。 ところが彼は戦後かなり荒っぽい金貸しの商売をしていて債務者の恨みを買ってしまい殺されてしまうのです。 婚約者を二人続けて失ってしまった初子はその後独身を貫くこととなります。 そしてこの川村が密かにたちのために名義変更して残してくれていた土地が戦後の田倉商会の基盤となったわけです。 どうです? こんな濃密なエピソードが「」という作品にはたくさん詰まっているのです。 これはあくまで私個人の考え方ですが、映画版が少女編だけを取り上げていたのは少し残念な気がします。 なぜなら「」という女性は子供の時だけでなく大人になってからもお婆ちゃんになってからも「可愛い」人だからです。 というと辛抱強く耐えるイメージを持っている方が多いと思いますが、どんな困難に襲われても可愛らしさを忘れない彼女のキャラがなければ当時「オシンド」という言葉ができるほどの大ヒットはしなかったのではないかと思います。 さて少々乱暴なあらすじ紹介でしたが「」の面白さが少しでも読んだ方に伝わって下されば幸いです。 今回はこの辺で終わりにしたいと思います。 それではまた。 seaneko22.

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おしん

おしん 感想

おはようございます。 さいさいです。 コロナウイルスの外出自粛が解除になりつつあります。 関西では外出する人が増えてきています。 近所のカフェでひさしぶりに記事を書いています。 政府から新型コロナウイルスに関する特別定額給付金の案内が来ていたので手続きを済ませました、2週間ほどで入金されるそうです。 後々増税されると思うので、大事に使おうと思います。 さて、「」の感想に入ります。 NHK連続ドラマで、世界各国で放映された日本よりも海外で有名ではないかと思われるドラマです。 1984年に放映されています。 以前の記事でNHKオンデマンドで観られるということで外出自粛中に観始めました。 2週間かかってしまいましたが、なんとか観終わりました。 7~16歳の少女時代編、16~45歳の青春時代編、45~83歳の晩年期と女優が3人変わる297話の長編ドラマでした。 おしんにハマってます!明治 大正まで一気に見ています。 少女期小林綾子は涙腺崩壊シリーズでここまでの試練は想像できない、青春期の田中裕子もいいよね!いじめ、いびりに災害 戦争と凄まじい人生。 今の自分の甘さを痛感しています。 リフォーム完成までどうやらあと5日 — bazzのリフォーム完成までの100日 m0224toshi 録画は夕方以降しか見られないけど、今日で田中おしんラストでしたね。 素晴らしい演技の数々、ありがとうございました。 16歳と46歳のおしん、所作から声までまるで別人で、田中裕子さんの凄さを実感しました。 — marry rose mone20151002 感想としては、情けは人の為ならずというのが自分に感じられました。 少女時代編、青春時代編で225話もありますが、是非とも観る価値があります。 今の人は知らないであろう、オバケ視聴率ドラマ「おしん」で、主人公のおしんに愛ゆえに辛く当たる父親役を演じてた伊東四朗の自宅には、当事直説教に来る奴やら、抗議の手紙やら、実嫁、子供に「大丈夫か?」の問い合わせが凄かったんだぞ これなら納得してるのかな?😄 — sioオブアロエ siorca 晩年期では青春時代編で終戦後に資金援助を実家の山形の兄にしたところ兄の夫婦から無碍に断られたり、おしんの母に嫌がらせするも、晩年期に逆に息子の嫁から嫌がらせされているということでおしんに泣きついてきていました。 因果応報だなぁとしみじみ観ていました。 お金は大事だけどお金だけでは本当の幸せは変えないというのをしみじみと感じました。 家族や人に囲まれて、時にはケンカはあるが、頼りにされるというのが本当の幸せではないかと思いました。 もちろんお金はあるに越したことがないとは思います。 83歳になって息子が事業の失敗により一文無しになる窮地に立たされますが、いままで裸一貫で始めたからやり直すのは別に怖くないと言えるのがすごいと思いました。 少女時代編、青春時代編は時代セットにお金をかけているのか、女優の演技力がすばらしかったのか、わかりませんが見ごたえがありました。 晩年期編は見ごたえがありませんでしたが、ラストはこれまでのエピソードがうまくまとまっており、そういうつながりだったのかと目からうろこが落ちました。 少女時代の大奥様のすばらしさ、戦争から逃げ出してきた脱走兵から文字や九九を教えてもらい、小学校に通えなくても他の子どもよりも能力があるというシーンは胸がジーンときました。 小作農制度、児童労働、女郎に売り飛ばされる話、職業選択の少なさ、昔の嫁姑問題も戦争やインフレの恐怖も今の日本人には理解できないかもしれませんが、こういう時代があったのかと参考になるドラマでした。 今、 見始めたけど、 ちょうど佐賀編で。 もちろん、 姑のおしんいびりが佐賀弁。 豪快で勢いだけの旦那、 亭主関白な環境などが後押しになってるのか、おしんで初体験の佐賀弁がきつく感じる。 佐賀弁きつかぁー。 — なおぷら naokiplanet 人の死、奉公先のクソ女中、クソ親父、クソ兄弟、クソ小姑、関東大震災、戦争、など辛い出来事ばかりで終戦後も息子の嫁から価値観が古いと言われる始末で辛いことばかりなのに精一杯生きる姿、一生懸命働く姿は生き方の参考になるなと思います。 新型コロナウイルス影響で今後どうなっていくのかわかりませんが、バブル崩壊、東日本大震災やリーマンショック、そして新型コロナウイルスなど大変な状況が続く日本にとって明るいことが起こるように、人生を切り開けるように辛い状況下でもへこたれず頑張る姿を観てみるのはいかがでしょうか。

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おしん太平洋戦争編・第36週あらすじ&感想 雄、入隊する!

おしん 感想

本記事の内容• そして戦後5年が経過した昭和25年の春、50才のおしんは再度店舗を構えた。 行商も続けることにし、おしんはオート三輪の運転の練習をしていた。 なかなか上手く運転ができないおしんに、息子・仁は店舗での商売に専念すればいいと言ったが、おしんは「村の人たちが楽しみに待ってくれてる」と張り切っていた。 構えたばかりの店(田倉商店)へ二人が戻ると、ひさが来ていた。 おしんの車の運転を心配し「外回りは息子たちに任せれば」と言い、仁は「もうオート三輪の便利屋なんて時代遅れ」と言ったが、おしんは「店を出すのに反対している訳じゃない。 行商は皆さんに重宝がられているのに急に辞めたらバチが当たる」と言った。 おしんの養子で仁と同じ年の息子・希望は、店に飾る看板を作っていて、「絵が上手だ」とひさが褒めた。 おしんとひさは、仁が免許を取ってオート三輪を買った時の事や、これまでの商売について語った。 新店舗兼住居に引っ越す為、おしん達は、間借りしていてた海沿いのひさの家で荷造りをした。 禎は中学生に成長していて、おしんは禎を大学にやりたいと考えていた。 おしんがひさの家の居間を通ると、ひさを訪ねていた浩太と顔を合わせた。 おしんは出店に協力してくれたことをお礼を言った。 (店の開店にあたり、浩太は知り合いの物件を紹介し資金も用立ててくれた)浩太は「これからでも私で力になれる事があれば」「ただ私のようなものが表へ出たら、仁君や希望君が何と思うか。 私のことは出来るだけ仁君たちには伏せておいた方が良いでしょう」と言い、ひさも同意した。 浩太は「仁君たちが立派におしんさんを支えてきた。 私もほっとしてます」と言った。 するとおしんは「でも私が商売商売っていうから、お金儲けしか考えられない子に育ってしまったようで」と謙遜した。 浩太の店(婿入り先の造り酒屋)も、建築資材が高騰しないうちに新しく建て直すととのことで、「わたしもすっかり酒屋の親父になってしまいました」と浩太が言うので、ひさが「社会主義の運動をしていた頃の面影がない。 今は子煩悩の父親で」と笑った。 そこにおしん宛てに初子からの郵便物が届いた。 この4年間、毎月金が送って来るが、居場所は分からない。 おしん 227話 初子の居場所が判明 引っ越しの荷積みをする仁と希望(のぞみ)を見て、ひさは「いい子を持った。 母親思いで」「戦争中はひどい目にあったけど、親子3人力を合わせて商売できるなんてこんな幸せなことはないで」と言った。 おしんはひさに、これまで家に置いてくれたことに礼を述べた。 ひさはおしん達に用意した鯵ご飯を包みながら、20年前竜三と雄と暮らすためおしんがひさの家を出て行った事など思い出を語り、「昔のことは忘れて一から出直すつもりで」と言った。 おしんは「小さい時に小作の暮らしのみじめさが骨身に染みて、いつか商人になって大きな店を持つのが夢でした。 とうとう50になってしまったが、死ぬまで追い続けるつもりです」と話した。 ひさは、おしんの時代が来た、と激励した。 仁と希望が店にさまざまな商品を陳列していた。 仁は店が狭いことを嘆き「いつかデパートみたいな店やってやるかならな!」と言った。 そこにおしんが帰ってきて、運転免許が取れた事を報告、魚と野菜の仕入れは自分が行くと言った。 また、店に魚と野菜の売り場がないことに気づいた。 仁は「魚や野菜が出るのは夕方3時間だから道端にはみ出しても」と言った。 するとおしんは「うちは魚屋なんだよ、まず魚を売ることを第一に考えなきゃ」と却下した。 仁は「俺は魚屋にも八百屋にもなりたくないんだよ!もっと色々なもの扱える店やりたいんだよ」と言った。 おしんは聞く耳を持たなかった。 店は営業を開始、盛況だった。 店が終わるとおしんは仁に、もっとテキパキ働いて欲しいこと、魚のおろし方を注意した。 仁は「あんな忙しい思いをしていくら儲かるっていうんだよ」とこぼした。 おしんは「損をしたって店の信用を付ける方が先だ」と言った。 おしんは行商も精力的に行った。 店には仁と希望の将来もかかっているので何としても失敗は許されなかった。 おしんが店に立っている時、ひさが速達の手紙を届けに来た。 (まだ転居をどこにも知らせてなかったのでひさの家に郵送物が届いた)ひさはそのまま台所を手伝い夕飯も同席した。 手紙は健からで、初子が見つかったとの報せだった。 (健はおしんが東京に居た時世話になった露天商で、初子をおしんの家に連れてきた人物)おしんは東京に迎えに行くことにした。 ひさが「店開いた大事な時行かなくても」と言ったが、おしんは「初子は娘みたいにして育てた子です。 戦争の傷を背負って私達の所から去っていた。 初子の幸せを見届けない限り私には戦争は終わらないんです」と言った。 おしん 228話 髪結い師匠たかや健さんと再会 おしんは東京に出かける荷造りをし、子供達には「初子の手紙の消印が東京だから、東京の知り合いで初子を連れてきた健に頼んで探してもらっていた」と経緯を明した。 仁は、手紙に初子が今何をしているか書かれていないことから健を疑い「戦後境遇が変わり金に困ってるかもしれないのでお金を騙し取られるのでは」と心配していた。 東京では、かつての髪結いの師匠・たかの家に世話になることにしていた。 東京は20年ぶりだった。 おしんはたかと再会、戦争から生き延びたことを喜び合った。 既にたかの家に来ていた健とも再会し、三人はしばし思い出話をした。 健は雄の戦死を悲しみ、戦争の責任を取り自決した竜三を見直したと言った。 たかは今も芸者相手に日本髪を結っているとのことだった。 健は戦争中かたぎになり、米軍の払い下げの品物を動す商売をしていると言った。 そして健は「お初坊にはそういう仕事の関係で」と言った。 おしんが、初子は何してるのかを聞いても、健は「昔の初坊でははない。 覚悟なすって下さい」と言うのみで、はっきり言わず、夕方迎えに来ると言って一度帰って行った。 その頃伊勢では、仁が魚を余らせたまま行商から帰って来た。 仁は希望(のぞみ)に「お袋がいないとどうしようもないよ、俺一人じゃ」と弱音を吐いた。 夕方、健がおしんを迎えに来た。 おしんが再度「初子、今どんな暮らししているの」と聞いたが健は答えなかった。 *感想・ミニ情報* おしんの子供時代に老人おしんが登場したり、田中裕子さんから乙羽さんに主人公がチェンジすることについて、違和感を感じる、というような感想を時々目にしますが、原作者・橋田寿賀子さんはインタビューで「自分は基本的にキャストに口出しはしないけど、老年おしんは乙羽信子さん、浩太は渡瀬恒彦さん、ということだけはリクエストした」と言ってました。

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